初詣登山 三峯神社表参道~妙ヶ岳(奥宮)~三十槌の氷柱~西武秩父駅前温泉祭の湯♨

初詣登山がまだでした。先週品川富士に登り品川神社にお参りしましたが、あれを初詣登山と言ってよいものか。ダ埼玉県民となった今、三峯神社に初詣に行こうと思います。たいていの人はバスは車で三峯神社すぐ下の駐車場から歩くと思いますが、それではつまらない。ゆる登山家のプライドにかけて下から表参道を登ろうと思います。

 

⏰ 歩行時間:約3時間45分

⏰ 9:50 大輪バス停(370m) ~ 10:30-35 清浄の滝(589m) ~ 10:50 薬師堂跡(721m) ~ 11:45-50 三峯神社(1078m)🚻 ~ 12:10 妙法ヶ岳分岐(1160m) ~ 12:55-13:00 妙法ヶ岳(1320m) ~ 13:20-30 休憩 ~ 13:45 妙法ヶ岳分岐 ~ 13:55 三峯神社🚻

💰 🚌バス運賃 三峰口駅→大輪バス停¥315- 三峯神社バス停→三十槌バス停¥430- 三十槌バス停→西武秩父駅¥724-  🎫三十槌の氷柱入場料¥200-  ♨祭の湯入浴料¥1,100-


寄居駅でおばちゃん「やっぱりこっちは寒いわねぇ」 都会から来なすったか。そう、埼玉の田舎は寒いのですよ。もうね、グンマ―やトチギスタンと同エリアですから。寄居駅では一度改札を出て秩父鉄道の切符を買わないとならないので、ちょっと面倒です。わからないおばちゃんたちはわらわらしてました。私も岩根山につつじを見にきた時はそうでした。

 

ドアの上には「三十槌の氷柱」の広告、車内はそのイメージ。前に行ったことあるけれど、どこだろう。人に連れていってもらったから位置を把握していませんでした。。途中、長瀞でほとんどの人が降りていきました。宝登山の蝋梅が見頃のようです。

こちらは青を基調とした氷の世界、車体反対側はピンクで羽生のコスモスを表していました。

 

9:17 秩父鉄道三峰口駅着 トイレは駅を出て左へ。

 

9:35 三峰口駅発 始発は西武秩父駅なので、都内から来る場合は西武秩父駅からバスに乗ったほうがよい。バス停横の壁にあるバス路線マップを見ていたら、三十槌は帰り寄れるじゃん! こんなことならもっと早く家を出ればよかった。

9:45 大輪バス停(370m)着 ¥315-

三峯神社表参道

9:50 マスクを外して日焼け止めを塗ってスタート 大輪バス停からバス進行方向へ進むと三峰神社の鳥居、ここをくぐります。参道といってもお店はほとんど空いていません。

三峯神社なので狛犬ではなく狛狼です。ずいぶんと痩せておいでです。

 

閉まったお店が並ぶ通りを抜けたところにある橋。橋の上にいる3人は一緒にバスを降りた、おそらく留学生。日本人が車で三峯神社に乗りつけているのに、君たち下から歩いて偉いよ。

橋の下は長瀞ちっく

 

橋を渡ると参道にふさわしい道がはじまります。

 

右下には川が流れ、参道の雰囲気があっていいじゃないか。

 

いいじゃないか、という道は5分であっけなく終わり、

まぁよくある低山の山道です。

 

なんでもないところに氷柱がありました。奥のほうはまるでつららの滝のようです。

 

山道を進むとまた氷柱。このような場所は足元も凍っているので注意が必要です。

 

ちょっと休憩。外気は寒いはずなのに体は汗ばみ、一枚脱ぎます。

 

10:30-35 清浄の滝(589m) 気持ちよくて浄化されそう

 

滝は凍っていませんが、まわりは苔から滴り落ちる水滴が氷柱となっています。

 

透明度がすばらしい。鳥居の横にはあずま屋があるので、滝を見ながらおやつ休憩を。。と思いましたが、三十槌へ行きたいので先を急ぎます。

 

冬枯れでスッキリ

 

10:50 薬師堂跡(721m) 今はあずま屋がありますが、昔は参拝者が休憩したり泊まったりしたらしい。今でいう山小屋?避難小屋?

 

もうすぐ主張しはじめる杉たち

 

ぽつぽつと山の中に民家があります、お留守のようですが。玄関を見ると水道センターからの封書が挟まっていました。都内にある売り出し中の私のマンションの件で、先日水道局から電話が来ました。「水道使っていないようですが、どうされましたか?」 こうやって私の孤独死は発見されるんだろうな。

 

三峯神社まであとちょっと。表参道入り口では「三峰神社」とありましたが? 峯と峰どっち?

雪が残っているところも

 

なんだか上のほうから下界の声がする、と思ったら遥拝所でした。マスクを着用します。

 

遥拝所から奥宮(妙ヶ岳)、あそこまで歩くのかぁ、遠いなぁ

 

11:45-50 三峯神社(1078m) ここはゴール地点ですが、まだゴールではない。神社は「三峯」、地名は「三峰」らしい。

 

軽く腹ごしらえ。ジャガイモではなく中津川いも。岐阜・中津川のお芋なのかしらと思ったら、秩父で栽培されるお芋で「中津川いも田楽」は秩父大滝村の特産品なんですって。¥300-

 

妙ヶ岳(三峯神社奥宮)

奥宮参道入口 写真に写っているお兄さん、バス停から一緒です。

雲取山もここから入ります。奥多摩から雲取山へ登ったことは2度(一度は三条の湯泊、もう一度は雲取山荘泊)ありますが、いつか奥多摩から三峰へ縦走してみたい。

 

杉並木。こちらの背筋も伸びます。

 

鳥居をくぐったら

しっかり山道です。

12:10 妙法ヶ岳分岐(1160m)

また鳥居

ますます山道

最後の鳥居。この近くにあずま屋があります。

核心部が近づいてきました。この山、最後に鎖場があるのよね。

この階段はとても急で、背中が反るほどです。

 

いよいよ鎖場 むかーし登った時は怖ったのですが、今ではたいしたことなかったです。成長したらしい。

 

12:55-13:00 妙法ヶ岳(1320m) 鎖場を登るとすぐに狼が迎えてくれます。ここの狼はムチムチしていますね、私みたい。

 

赤マントは新調してもらったのね。

 

山頂からの景色。山頂はあまり広くないので、休憩には向いていないように思います。

私の前に鎖場をおっかなびっくり下りていった若い女性、山の恰好ではありませんでしたが強くお願いしたいことがあったのかな。彼女によいことがありますように。

 

だいぶ下りてきました。時間に余裕がありそうなのでベンチでちょっと休憩。甘酒、インスタントなのにおいしい。

 

14:10 下山しました。次は参拝です。

三峯神社

お正月もだいぶ過ぎたので人が少ないことを期待していましたが、そうでもなく本殿前にはお参りする人で列ができています。みんな、初詣はお正月に来なくちゃダメじゃん、と身勝手な私は思うのであります。

 

あれ、この木、触るとパワーがもらえるといって以前は触れたはずなのですが、今は触ることができません。多くの人が触った形跡があり、木の一部がツルツルテカテカになっています。今は木の前で息を吸いましょう、ということになっています。

私は用がないので行きませんでしたが(若かりし昔は行った)、境内には「縁結びの木」もあります。

 

社務所の近くには狼グッズショップと酒屋さん?があります。お酒は日本酒、ワイン、リキュールなど多数で見ているだけでも楽しい。ピンクの梅酒にしようか迷いましたが、狼印の甘酒にしました。¥220- レシートには狼の肉球🐾

 

摂末社 伊勢神宮や厳島神社、諏訪大社など全国有名どころの神様が一同に会していて、ものぐささんも一気にお参りできてしまいます。

 

15:30 三峯神社バス停発


15:54 三十槌バス停着 ¥430- バスには座れない人もいたくらいの乗車人数(半分以上が山の恰好)でしたが、ここでバスを降りたのは私のみ。みんな寄っていかないの?

三十槌(みそつち)の氷柱

私の苦手なブルブル屁こきバイクも会場の駐車場に入っていきました。ほう、騒音を出して喜んでいる輩も氷を愛でる心があるらしい。入口の券売機で環境整備協力金という名目のチケット¥200-を購入し入場。

 

こちらは自然にできた氷柱

 

ここからは人工の氷柱。三脚のおじちゃんはライトアップまで陣取るんだろうなぁ。

 

豪快です。人工氷柱のほうが確かに見応えがあるのですが、先ほどの自然の氷柱、ほったらかしであんなになるなんて素晴らしい。

 

よいものを見た、途中下車した甲斐がありました。着物の女性がポーズとって撮影しています。演歌歌手かしら、新人には見えないけれど。通り過ぎると後ろから「勝手に撮んないでよっ!」 びっくりして振り向くと別の女性(外国人?)が着物女性を撮ったらしい。勝手に人を撮るのもよくないですが、着物女性の鬼の形相は厚化粧でも隠すことはできません。一通り騒ぐとまたポーズをとり写真撮影。そのBefore/Afterを載せたら話題になると思うのですが。これもまたおもしろいものを見た。

 

入場チケットには甘酒の割引チケットがついています。また甘酒かぁ。割引といってももともと割引分が加算されているのでは?

で結局甘酒にしました。他の飲み物はお値段が高いんだもの。秩父錦の酒粕を使っているだけあっておいしい。数時間前にインスタントの甘酒で喜んでいた私って。。。

 

ライトアップは17:00から。バスは一時間に1本なのでライトアップを見るにはもう1時間ここにいなければなりません。寒くてムリ。バス停でバスを待っていたら、後からあとから車がやってきて駐車場に入れない車で長蛇の列。誘導のお兄さんが「最後尾が見えない!」と言っています。長居するところではないから少し待っていれば入れそうですが、それにしても車に乗っている人はカップルばっかり。退散することにしてよかったわ。

16:54 三十槌バス停発

西武秩父駅前日帰り温泉 祭の湯♨

17:48 西武秩父駅着 ¥724- 三峰口駅で降車せず西武秩父駅まできました。氷柱のライトアップは見ることができませんでしたが、かわりに駅前がライトアップされていました。金色のアメリカンドッグか五平餅か。

「星空ツリーとちちぶの竹あかり」というイベントでした。

 

お風呂でさっぱりしてから食事をとりたいのですが、フードコートが19:30で終了してしまうため先に食事にします。「秩父ジビエ 鹿肉ロース丼」があるはず。。。なんと売切れです! このために三峰口駅で降りずにここまで来たというのになんということでしょう。もともと数量をそれほど用意はしていなかったんじゃないかしら。豚丼は武甲山の帰りにここで食べたし、ということでおっきりこみうどん¥980-にしました。

。。。おっきりこみうどんってこんなんだったっけ? 赤城山の麓で食べたおっきりこみうどん(おいしかった!)はきしめんみたく平たい太麺だったけれど、群馬と埼玉では違うのかな? これでは普通のけんちんうどんです。

 

温泉エリア入館料¥1,100- 秩父美奈ちゃんがお出迎えしてくれますが、知らないなぁ。三峰口にもなんとかちゃんがいましたが、全国各地こんなのばかり。フードコートは19:30で終了ですが、この入浴施設内のお食事処は21:00まで営業、メニューはフードコートよりも少なめです。

露天風呂の岩風呂のみ温泉。露天風呂の花見風呂は別府温泉でした。2月からは登別温泉ということですが、これは温泉の素を入れるのか、はたまた源泉をタンクに入れて持ってきたのか(別府温泉はタンクでの配達サービスあり)。配達された温泉だとすればどれだけ循環したのだろう、と考えながら別府温泉の思い出に浸かります。内湯にはお肌しっとりシルク湯や人工炭酸泉、通常のあつあつサウナの他に塩サウナもあり施設は充実しています。久々にしっかり歩いたにもかかわらず筋肉痛にまったくならなかったのは、人工炭酸泉のおかげかしら。

休憩所には畳の部屋に加えて、テレビ付きのリクライニングシートが多数並んでいるくつろぎ処もあり、電車の時間までゴロゴロしていました。有料ですが岩盤浴もあります。温泉としては物足りなくもありましたが、施設はとても充実していました。

 

帰途、西武線の車窓から芦ヶ久保の氷柱ライトアップが見えました。三十槌の氷柱は「つらら」ですが、芦ヶ久保の氷柱は「ひょうちゅう」と読みます。芦ヶ久保の氷柱は駅から近くて、えのきだけのような氷柱がかわいらしいので私は好きです。

この時期に山の年間計画をたてるのが恒例ですが、今年はまったくやる気がおきません。老化か更年期か、はたまたただのグウタラか。


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