今年の花粉量はすさまじいらしい。花粉症の人には山歩きはつらいところですが、私はそうではないので今日も張りきって山へGo!
⏰ 歩行時間:約4時間50分
⏰ 7:00 西武線吾野駅🚻 ~ 8:15-9:50 顔振峠 ~ 10:05 雨乞い塚(574m) ~ 道迷い ~ 12:35-40 諏訪神社🚻 ~ 11:05-15 越上山(566m) ~ 12:50-13:05 ユガテ(290m)🚻 ~ 13:25 橋本山(321m) ~ 13:50 福徳寺🚻 ~ 13:55 kinoca🚻
6:55 西武線吾野駅着 気候もよくなってきたからか車内には登山客がたくさん。車内でも熊鈴をならすジジイ数名、もう耳が遠いのでしょう。
7:00 花粉を大量に吸い込んで花粉症になっても困るので、今日はマスクをしたままスタート
へー、歴史ある町なんですね。
関西でよく見かける飛び出し坊や発見、関東で見たのははじめてです。今日はネコちゃんいないなぁ。
この299号を渡るとき、山アプリのとおり歩くとトンネルの直前(「追越禁止」の向こう)を渡ることになるのですが、ダンプトラックがスピードをあげてトンネルを走ってくるので怖いです。少しだけ遠回りになりますが信号を渡りました。
顔振峠
顔振峠の景色は登山者だけの特権ではなく、車でも行けちゃいます。
梅がキレイに咲いていました。
7:30 アスファルトの道が終わり林道へ。まだ登山道ではありません。
ここから登山道
花粉をまき散らさない杉を求む
下には林道。山道から林道におり、また山道へ入ります。
まっすぐに行きたくなりますが、矢印の方向へ。
集落が見えました。
集落越しに山々、右のとんがっている山は武甲山です。
さらに登って振り返ると富士山が真っ白な顔をだしています。先週富士山の日に富士山を見に三方分山へ登ったけれどまったく見えなかったのに、悔しいなぁ。中央奥の山はどっしり御前山。
立派な二重の塔
ここでコーヒータイムにしちゃおうかな。でも顔振峠はすぐそこ。
顔振峠の平九郎茶屋が見えてきました。下の集落からここまで10分かかりません。「動物のお医者さん」というマンガに平九郎という犬がいたなぁ。ここの平九郎は渋沢平九郎からだそうです。
8:15 顔振峠(かあぶりとうげ)
もう越生なのか。標高が530mとありますが、駅でもらった飯能おでかけMAPでは538m。どっちだ? 山アプリを見ると508m???
平九郎茶屋のオープン時間9:00にあわせてきましたが早くついてしまいました。このような茶屋の営業時間はテキトーなことが少なからずある。平九郎茶屋のおばちゃんが準備しているのが見えるので窓越しに「何時からですかー」と聞きましたが首を、いや顔を振るだけで答えてはもらえませんでした。まだ開店前ですからね。しょうがないベンチでコーヒーを淹れて時間つぶし。PIERRE MARCOLINIの焼き菓子をサプライヤーさんが会社でくれました。こんな高級お菓子が私の口に入ることがあるなんて、ありがたや~
8:45におばちゃんが外にでてきたので開店時間をきくと「9時半から10時くらい」とのこと。茶屋ってそんなもんよねー。
顔振茶屋
顔振峠にはもう1件茶屋があります。営業時間は11:00から。正面はまだ閉まっていているのですが、裏口(横だけど)が開いてる、入ってみました。奥から包丁をトントンする音が聞こえます。ダメもとで「おはようございまーす。何時からですか?」 茶屋のご主人がでてきてくれて「11:00からなんだけど。。。お腹すいてるの? おそばはまだだけど、揚げ餅くらいなら待ってくれればできるよ」 ホント!? ラッキー!!!
ガラガラガラ、シャッターが開きました。
次々とシャッターが開き、オープンテラスになりました。「天気が悪い時は閉めたままなんだけど、もうスナックだよ」 ぶほっ、おかしくてお茶ふいちゃったじゃん!
お茶、お新香ときんぴら付きです。おいしい。お茶、コーヒーはセルフでいただけます。
山なのにビン玉、那智勝浦でよく見かけました。柱には「夏はサラダそば、春は山菜の天ぷら、冬はいのしし鍋」と書いてあります。
馬刺に焼きなす、いいなぁ。居酒屋メニューのようだ。
瓶ビール。。。もう居酒屋だ。
お向かいさんは平九郎茶屋。平九郎茶屋越しに素晴らしい景色が広がります。平九郎茶屋が昭和のドライブインならば、こちらの顔振茶屋は吞兵衛が集まる山小屋、かな?
揚げ餅。ふわふわ、のび~。ちょっとサラダ仕立てになっていてサッパリいただけます。うまいニャン!
今年の正月明けのいのしし鍋は失敗だったから(お店は悪くない)、来年はここでイノちゃんにしよう。いのしし鍋は3/31までだそう。ご主人「いのししの次はせり鍋だよ。宮城のせり」 私「名取のせりって有名ですよね」 「よく知ってるね、宮城の人?」 せりなんて七草がゆにちょこっと入るぐらいでメインになるとは思っていなかったのですが、2週間前くらいにTBSアナウンサーの安住氏がラジオでせりについて熱く語っていて、登りたい山リストの下のほうに「せり鍋」を追記したところでした。近いうちにまた来なくっちゃ!
ご主人はとてもお話好き。そのお話も聞いていて楽しい。最後には売り物にしていたたくわん1本いただいてしまいました。お支払いしますと言ったのですが、もらってしまいました。一見さんの私にまでよくしてくれて、経営は大丈夫なのだろうか。。。
帰るときは裏口ではなく正面から。階段を下りていると上から「OPENにしてくれるー?」 あ、これね、CLOSEの看板をひっくり返してOPENへ。まだ10:00前よ、テキトーだな笑
かなりオープンなお店なので中で話している声が外まで丸聞こえです。ご主人が電話でバンド(バンドのメンバーらしい)のことを話しています「これくらいしか楽しみがないよ」 それだけあれば十分だと思います。
雨乞い塚
地図には雨乞い塚があるのですが、道がわかりません。越上山方向へ歩いていると矢印標識はありませんが、それらしき踏み跡があったので進んでいくと
10:05 雨乞い塚(574m) 祠がありました。
雨乞い塚からの景色は越生の町。写真にはありませんが、左には木々の向こうに赤城山が見られます。
本線には戻らず、そのまま越上山方向へ。
三又なのにまったく標識がありません。真ん中が一番道としては太い。方向としては右の山道なんだよなぁ。
山道に入り、しばらくは踏み跡たよりに進んでいましたが、倒木で行き止まりになっています。これは自然の倒木なのか、それとも立入禁止なのか。奥にピンクの目印があるので進んでみよう。。。。。。まったく踏み跡がなくなってしまいました。どう進んでいいかわかりません。さきほどの倒木に戻ろうとしてもそれもわからず、これは「迷った」のか? まずは落ち着いて、方向はこっちだよね。
ガサガサ進んでいたら「一丁目」の後ろへ出ました。地獄の一丁目ではなくてよかった。
12:35-40 諏訪神社 迷って焦りましたが、本格的な迷子にならずにすみました。ありがとうございました。
トイレあり
ハイキングコースってすばらしい。
なんの祠だかわかりませんが、とにかく今日は感謝して手をあわせたい気持ちです。
越上山
10:55 越上山分岐 本線から外れて越上山へ。
山頂直下は少し岩々です。
11:05-15 越上山山頂(おがみやま 566m) 山頂からの景色は、見えるような見えないような。。。
山頂から少し下がったところからは越生の町が見渡せます。
越上山分岐に戻り、ユガテ方面へ。途中はなしかけてきたおじさんに顔振茶屋で休憩してきたことを言うと「拘束されなかった?笑」ですって。常連さんかしら。
車道を横切ること数回
気持ちのよい尾根歩き、すぐ終わっちゃいます。
ユガテ
12:50-13:05 ユガテ(290m) なんだこのメルヘンなところは。山から集落におりた雰囲気が、規模はこちらのほうが小さいですが熊野古道の近露に似てるような? 春になったらメルヘン度アップすること間違いなし。
3月でもまだ蝋梅が咲いていました。
広場のベンチでランチを楽しんでいる人がたくさん。ほのぼのとしてよいところです。
ユガテの名前の由来はいくつかあるようですが、ユガテの「ユ」は「湯」らしい。これでもし温泉が出ちゃったらまさに桃源郷。
ユガテから少し下ると、炭焼きの窯で竹を焼いていました。
冷蔵庫などの臭い対策に竹炭。。。うちの冷蔵庫は臭くないんですよ、たいしたもの入ってないし。いや、待って。リュックを開けると、強烈なたくわん臭がむわわ~ 竹炭買いました。
再び山道。マンリョウ発見。
お疲れの人にはありがたいベンチ
女坂は見晴台へは行かず巻き道です。
13:25 橋本山(321m) 山頂はあまり広くはありませんが、ベンチがあります。
ここにも雨乞い塚、もうけっこうです。
まっすぐ東吾野方面ではなく、福徳寺方面へ折れます。福徳寺から駅へ行く途中に気になるカフェがあるためです。
13:50 福徳寺
どうやら飛脚道を下りてきたようです。知っていたら飛脚に思いを馳せたのに。
雑貨&カフェ kinoca
13:55 また横から入ってしまいました。写真右奥のクリーム色の建物がカフェです。
東吾野駅から徒歩5分ほどのところにあります。
トマト煮込みは家でよく作るから(ここのがおいしいに違いないのですが)、パスタで。「お食事と一緒ですと飲み物100円引きになります」 今年より外食時の飲み物は水と決めております。
カトラリーが木でできています。森の中のカフェみたい。ガジガジかじる人はいないのかしら
今年の決心はいずこ、ザクロジュース¥600(100円引きで¥500)を飲んでいます。テレビで元サッカー日本代表の前園氏がザクロジュースを飲んでいたのを見て、飲みたいと思っていたところタイムリーにメニューにあったので。。。 スペインの「グラナダ」の意味はザクロなんですって。でもこれはイタリアのジュースでした。おいしくて一度に飲んでしまうのはもったいなく、半分持って帰りました。
木に包まれて
飯能の西川材を使った雑貨などを販売しています。
駅に向かう途中に菅原道真公。こんな東国のしかも飯能に来たの? 卒業した有志が後輩のために寄贈した。。。なーんだ
東吾野駅 はじめてマスクをしたまま山を登りましたが、やっぱり思いっきり山の空気を吸いたい。花粉の季節はやく終わってくれないかなぁ。
地味ながらなかなかよいハイキングコースでした。なによりも再訪したいと思える茶屋に出会えたことがうれしい。せり鍋にいのしし鍋、少なくとも2回は行くことになりそうです。
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