先週の天神山がっがり登山の終わりで手に入れたチラシを参考に、今日は山ではなく長瀞秋の七草寺めぐり、なんとも知的です。東武東上線車内でも中吊り広告を目にしました。チラシによると、長瀞駅前にある観光案内所で受付をしてからスタートなのですが、私はゴールを長瀞にしたいので受付はせずにわが道を行きます。
⏰ 歩行時間:約4時間15分
⏰ 9:45 秩父鉄道樋口駅 ~ 9:55-10:00 道光寺 ~ 10:45-11:00 遍照寺 ~ 11:20-35 洞昌院 ~ 11:55-13:00 ワイン食堂KAN ~ 13:10-15 多宝寺 ~ 13:25-30 法善寺 ~ 13:45-50 真性寺 ~ 14:10-20 長瀞岩畳 ~ 14:40-50 不動寺 ~ 15:15 長瀞駅
9:45 秩父鉄道樋口駅出発 このようなレトロな駅はぜひ残ってほしい。今日は登山スタイルではなく、ひらひらロングスカートにスポーツサンダルです。
車用の公式案内標識があるくらい七草寺って有名らしい。ちなみに以前ハイキングで訪れた岩根山つつじ園は廃業したんじゃなかったでしたっけ?
道光寺(尾花)
歩いていたら前方にススキが現れました。あそこかな?
9:55-10:00 道光寺 ススキは、花の形が獣の尾に似ているから尾花って言うんですって。
本堂前の尾花(ススキ)は整然としていますが
まわりのススキは奔放に生えています。
次は葛咲く遍照寺
道に沿ってたくさんのコスモス、キバナコスモスが咲いています。
遍照寺(葛)
今日は平坦な道、あってもお寺によくある石の階段程度と思っていましたが、坂が行く手にのびています。
10分ほど坂を登るとお寺の屋根が見えてきました。
10:45-11:00 遍照寺 「くず」といえばくず餅にくず切り、くず湯。。。だめだ、食べ物しか思い浮かびません。チラシには葛の絵が書いてありますが、どのように咲いているのか。山だと花はたいてい地面に咲いていることが多いので、いつものように地面を探してしまいます。ないなー あったのはニャンコベンチ、かわいいじゃないか。
お寺の人に咲いているところを聞くと、「棚よ、あそこの棚に咲いてますよ」 棚? あぁ、藤棚とかの棚ね。駐車場の横にありました。へー、こんな風に咲いているのね。
秋の花というより、どこかトロピカルです。
洞昌院(萩)
次は萩の洞昌院
11:20-35 洞昌院 駐車場のそばからもう萩がわさわさ
とにかくあちこちに咲いています。
お墓も萩に囲まれています。
萩だけではなくケイトウもキレイに咲いていました。
そうよね、管理するのも大変そうだから100円チャリン。拝観料と思えば安い。尾花と葛のお寺では気づきませんでしたが、このから向かうお寺にもこのようなお願いがありました。
すれ違うおばちゃんたちは、この秋の七草寺めぐりの地図を持っています。長瀞で受付をすると地図をもらえるようです。9月に入ったものの残暑が厳しく、その暑い中おばちゃんたちはマスクをしています。外歩いているんだから、外してもいいじゃん!倒れちゃうよ!
次のお寺に向かう途中にある看板が目に入りました。ワイン食堂だって。長瀞駅周辺でランチを予定していましたが、フラフラと足が向いてしまいました。
ワイン食堂 KAN
ぶどう棚をくぐってお店へ。中が見えないし、メニューボードもないし、一体なんのレストランなんだろう。ワインだからイタリアンかな、高級フレンチだったら困る。ドアをあけて庶民でもOKなランチだということを確認し入店。
注文し席で待っていると、他のお客も入り口で「ここは何のレストランですか」と聞いています。もっとわかりやすいと、お客さんも入りやすいぞ。
私の想像していた、小さいお皿にレタスが数枚のサラダと違う。もうこれは前菜プレート。ドレッシングもおいしい。スープはヴィシソワーズ。これで¥1,100! キュッと冷えた白ワインなんかも飲みたいけれど、アルコールは控えてアイスコーヒー。
きのこ、オクラ、鮭の冷製パスタ。キノコもたっぷり具だくさん。量は多めです。繰り返しになりますがこれで¥1,100! ランチにはお手頃価格でデザートをつけることができます。が、長瀞で〆のデザートを食べる予定なのでここでは我慢。お店の人(ご夫婦?)が今日は仲が悪いのかなんなのか、カウンターに座っていると丸聞こえなんです。そんなんだからお客に対しても自然と無愛想になり。。。味も値段も満足なだけに、ちょっともったいないお店でした。
多宝寺(桔梗)
13:10-15 雰囲気が埼玉のお寺というかんじがしません。
尾花も葛も萩も豪快に咲いていましたが、桔梗はおしとやかです。
次のお寺を目指します。畑の横にはセンニチソウ
法善寺(藤袴)
13:25-30 このお寺は岩根山(つつじ園)下山後に寄ったことがあり、その時は枝垂桜が見事に咲いていました。今日は藤袴。この背の高い花も(150cmくらい)札によれば藤袴らしい。
こちらは低く咲いている藤袴。そこらへんに咲いていそうですが、実は貴重な藤袴です。
金石水管橋を渡ります。下をのぞくとキャンプ場。
反対側にはライン下りやらラフティングがゆらゆらと
真性寺(女郎花)
おみなえし、音にするとたおやかで美しいけれど「女郎」て。。。と思ったら、昔は女郎って高貴な女性のことを意味していたのですって。なるほど。
13:45-50 女郎花はお寺手前の畑のような場所にわさわさ咲いていて、独特の香りが漂っています。あまり良い香りとは言えません。高貴な女性は臭いのか。
不動寺へ向かう途中で見かけたそば畑。今日は秋の七草をめぐりながら歩いていますが、一番よかったのがこのそばの花だったりして。
14:10-20 長瀞岩畳 観光客が戻ってきているじゃないですか。岩たたみ通りなんて人が多くて歩くの大変ですよ。旅行支援なんて必要ないように思うのですが。。。
不動寺に向かう途中でネコ様発見。しゃがんで話しかけていると
落ち着いてくれました「撫でさせたるニャ」 触り心地のよい毛皮、外猫なのにやわらかい。手入れしてもゴワゴワ髪の私としてはうらやましいかぎりです。白い靴下はいてかわいいなぁ。
大トリは不動寺。宝登山参道から宝登山ロープウェイ山麓駅・山麓駐車場への坂を登ります。土日祝日限定ですが、長瀞駅から宝登山ロープウェイ山麓駅へ無料シャトルバスもあります。
不動寺(撫子)
14:40-50 宝登山山麓駐車場の奥にお寺の入口、ここからも少し坂を登ります。
撫子は花壇や植木鉢に可憐に咲いていました。
長瀞からスタートすると、なんとここのお寺で他のお寺のお花を予習できちゃうのです。
これにて秋の七草寺めぐり終了。では〆のプリンへ
以前、宝登山下山後に立ち寄ったギャラリー喫茶やましたのプリンがとってもおいしかったので、またいただこうと思います。。。。ん? なんだか様子が。。。今日お休みですって! 土日でこんなに観光客がいるのにお休みってどうゆうことですかっ!
15:15 ショックのあまり歩行スピードも遅くなりながら長瀞駅到着。駅近くのお土産屋さんには秩父プリンなるものも売っていましたが、私がいま求めているのは瓶に入ったやわらかプリンではありません。やましたのプリンは自分の足で立ち自立しているちょっと固めのプリンなのです。
やわらかいなめらかプリンも好きですよ。
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