おいしいお肉がでるという赤岳鉱泉、前から泊まってみたいと思っていましたが、どうせならアイスキャンディも見てみたい!ということで、冬の赤岳鉱泉に行ってきました。しかもこれが私の南八ヶ岳デビューです。そもそもどこまでが北八ヶ岳でどこからが南八ヶ岳なのか? そんなこともわからないで今まで北八ヶ岳に来てたのか!と言われそうですが、調べたところ夏沢峠が境とのこと。私の八ヶ岳最南端はオーレン小屋ですが、これはちょうど境界線の上にあるけれどどっち?
⏰ 歩行時間:約3時間10分
⏰ 11:00 美濃戸口(1480m)🚻 ~ 11:50 やまのこ村 ~ 12:10 美濃戸山荘(1720m)🚻 ~ 13:05-10 堰堤広場 ~ 14:15 赤岳鉱泉(2215m)🚻
💰 🚃電車運賃 京王線新宿駅→JR茅野駅¥3,007- 🚌バス運賃 茅野駅→美濃戸口バス停¥1,000- 🏠赤岳鉱泉1泊2食付相部屋¥10,000-
もちろん始発に乗るためにホームで電車待ち。電車が来たところで「あれ? ストーブ消してきたっけ?」と不安になり家に戻りました。これがいやでここ5年ほど普段は朝にストーブをつけていないのですが、朝3:00からDMM英会話のレッスンを受けていて寒かったのでストーブをつけてしまいました。家に着き確認すると、やっぱり消えてました。今まで不安になって何度も見に帰ったことがありますが、つけっぱなしだったり鍵が開けっ放しになっていたことはありません。バカはこうやって時間をムダにするんだな。
5:50 京王線新宿駅 安心して出発
6:35-42 高尾駅 京王線からJRへ乗り換え JR1本で行くより400ほど安くなります。
9:23 JR茅野駅到着 運賃¥3,007- バスは9:25発、ダメもとで頑張りましたが、アルピコバスの受付カウンターに着いた時にバスは横を走り去っていきました。やっぱりね。アルピコ、そろそろICカード導入してもらえませんかね?(ICカードでも今回はきっと乗れなかったと思いますが) しかも往復チケットの販売はなくなっていました。バス乗車券¥1,000-
4番乗り場にザックを置き、ベルビアビルの中で本を読んで時間をつぶします。
10:20 茅野駅出発 遅い時間ですので乗客は少なく、半分以上は空席です。
10:58 美濃戸口バス停着 駐車場は車で埋まっています。
11:00 スタート
林道、なるべく凍っていない土の上か、雪の上を歩きます。
飽きてきたころに川を渡り、
そしてまた林道。先ほどの林道とほとんど変化はありません。
11:50 飽きてきたころにやまのこ村(営業していません)
赤岳山荘 このあたりから地面がツルツルに凍っています。
美濃戸山荘でアイゼンをつけようかなとおもっていたら、赤岳山荘近くの橋で派手に転びました。はずかしい~ さっそくアイゼン装着。
12:10 美濃戸山荘
美濃戸山荘の少し上を歩いていると、右前方でガサガサ、ガサガサと灰色の毛玉が動いています。ひっ、クマ? 今年は暖冬だから冬眠できないっていう話もあるじゃない? と思っていたらカモシカでした。先日高水三山で会ったばかりなのに、ラッキー。
見つめあうカモシカと私。遠目ではもっさりしていますが、顔はりりしい。
林道は続きます。途中ショートカットで森に入る道がありましたが、自信がないのでやめておきました。
13:05-10 堰堤広場 ここでようやく林道は終わりです。他の登山者もここで休憩をとっているので、私もおやつタイム。
川底が赤い川に沿って歩きます。やっと山道。
峰の松目かな?
景色が南八ヶ岳らしくなってきました。
お兄さん「もうちょっとで山小屋ですよ。頑張ってください!」 そう、私はもうバテバテなのです。いくら私でも、標高差、距離を考えてもバテるほどではなく、最近まったく登っていなかったわけでもないのになぜか体が重いのです。お兄さんにとってはちょっとでも、私には遠いのでは。。。
14:15 お兄さんにエールをもらって10分、赤岳鉱泉に到着。
赤岳鉱泉
お目当てのうちの1つ、アイスキャンディ。
もちろんワタクシごときが登ろうとはまったく思っていません、見るだけで十分です。今、読んでいる小説の厳冬期岩壁登攀シーンに影響されました。
「こんにちはー」 靴を靴箱に置くと、私以外の靴はみんな雪山用のハイカット。私の靴だけ仲間はずれ状態です。耐えてくれ! ピッケルを持たない私もここでは完全アウェーだ!
遅くなりましたがお昼ごはん。何にしようかなー
フルーティーだというタヒチカレーを注文、¥800。カレーを待っている間、他のお客様は、もうお食事メニューは終わりと断られていました。14:30がラストオーダーのようです。セーフ。
チャツネはかすかに感じましたが、ココナッツの味はどこ? フルーティーかどうだったかはわかりませんが、これがタヒチの味なんですね。雪山にいながら南国タヒチのカレーを食べられる赤岳鉱泉です。
食べていると「夕食の準備をするのでテーブル空けてくださーい」 みんなわらわら退散していきます。え、私、食べ始めたばかりなんですけれど、一体どこへ行けば。。。とお皿を持ってまごまごしていると「あ、ゆっくり食べてください」 す、すみません、歩くのだけでなく食べるのも遅いんですよ。添乗員の時「カレーは飲み物、早く食べい」と言われていましたが、それはカレーに失礼です。
お腹が落ち着いたらお買い物。アルコール豊富です。私はワインは持ってきていますので。
私が求めていたのはこれこれ。
「あのー、アイスキャンディのシャツが欲しいのですけど」 え、なんですと? 売り切れた? 1月24日発売したばかりでは? 60枚しか作らなかったって。。。 ケタが違うでしょ! 600枚作っておいて~ 残念!
サコッシュ¥2,500-と、いつものように手ぬぐい¥700-を購入。これで私もサコッシュデビュー、まるで山登る人みたい!
→アイスキャンディTシャツは後日再販予定になり、なんと山友さんが買ってきてくれることになりました! 残っていればの話ですが。
落ち込みながら食堂上の相部屋に戻り、本を読みながらゴロゴロ。なんか急に頭が痛い、活字が良くなかったのかしら。。。ゴロゴロ。 部屋の人曰く、昨日の夕飯はほっけだったらしい(早く着いたらメニューボードが昨日のままだったそう)。よかった、今日はお肉だとメニューボードで確認済。写真がぶれているのは、お肉でうれしさのあまり手が震えていたのでしょう。
17:00 夕食 これが名高い赤岳鉱泉のステーキ!! お目当て2つ目、このために登ってきました。豚コマ切れ肉ではなく、塊の肉です、それも牛!
じゅうじゅう
焼けました。
こ、これは! ステーキと言っても山小屋、噛みきれなかったり、筋が歯に挟まったりを想像していましたが、なんて柔らかいお肉なんでしょう! クオリティ高いです。感動したので↑の写真はいつもより画素数をあげてお届けしております。ステーキだけでなく、ポトフもおいしいし、サラダも下界のレストランででそうなサラダです。
食べたのと興奮したので熱くなってしまいました。外で涼みます。夕食は3回転するそう、スタッフ大忙し!
充電は無料です。
Wi-Fiが使える山小屋ははじめてです。すばらしい! 一方で電波がなく下界と完全に遮断されるのも山の魅力ですけれどね。
食後の読書タイム。蔵書多いです! この本棚の裏にも本棚。興味のある山の紹介をカメラでパチリパチリ。
ダメだ。。頭が痛い。。。トイレ済まして寝てしまおう。トイレへつづく廊下に沿って並んでいる個室には、コタツでゴロゴロしながら飲んでいる人たちが。あー、山友さんたち好きそう。
トイレの後は、水が凍っていて手を洗えないので消毒液がおいてありますが、使う人がいたりいなかったり。世の中コロナウィルスで騒いでいるけれど、ここにいる人たちは感染しなさそう。感染しても気づかなそう。私、繊細だから頭痛い。。。2215mで高山病?なんてね。 まさかまさかの武漢コロナ。。。まだ19:00だけど、おやすみなさいっ
1泊2食付相部屋: ¥10,000-
食事時間: 夕食 17:30(一巡目) 朝食 6:00(先着順)
トイレ : 少量の水が流れるバイオトイレ ペーパーは備え付けの箱へ
携帯電波: 食堂で無料Wi-Fi利用可
携帯充電: 無料
消灯 : ? 早く寝てしまったのでわかりません。同室の方曰く、部屋の外はかなり遅くまでにぎやかだったそう。
2日目へつづく
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