おはようございます。ついに京都一周トレイル最終日がやってきました。今日は(今日も?)軽めのハイキングコースなので気がラクです。ホステル木蘭を出発、振り向きもせず。
⏰ 歩行時間:約2時間50分
⏰ 8:00 阪急嵐山駅(34m)🚻 ~ 8:45-55 松尾山(276m) ~ 9:55-11:00 西芳寺(苔寺)🚻 ~ 11:30-35 上桂駅 ~ 12:05-15 月読神社 ~ 12:20-45 松尾大社🚻 ~ 12:50 松尾大社前バス停
💰 🚌バス運賃 バス一日乗車券¥600- JR京都駅八条口→新宿バスタ¥4,270- 🎫西芳寺(苔寺)拝観料¥3,000-(要予約) 三十三間堂拝観料¥600- 東寺夜間拝観料¥1,000-
西山コース
8:00 阪急嵐山駅(34m)/西山24 スタート 山歩きにしては遅いスタートですが、苔寺の参拝時間10:00開始にあわせました。
8:04 西山25 いつもの京都トレイル案内板がないないと探していたら聞いてもいないのにおじさんが「そこにあるよ」と教えてくれました。壁に貼ってあるなんて。。。ここはみんな探すポイントのようです。
8:07 西山26 ここから山道に入ります。一緒に掲げてあるハイキングコース案内にはここから苔寺まで1時間30分とあります。
8:14 西山27 先達が紅葉を添えていってくれたようです。
8:18 西山28 8:24 西山29
8:31 西山30 8:35 西山31 ぐんぐん上っています。
8:38 西山32 お急ぎの方は西山33から37を省略できますが、ここまで来たら頂上の景色を見てみたい。
渡月橋が見えます。
8:42 西山33
8:43 西山34
8:45-55 松尾山(276m)/西山35 山頂に到着しました。案内越しに京の町が見えます。
向かいの山からぐるーっと回ってきました。人の一歩一歩ってスゴイ。昔の人はこうやって歩いたのねぇとしみじみしながらバナナ休憩。東京からバナナ一房持ってきましたがここで完食。
8:57 西山36 8:58 西山37
9:01 再び西山32
9:04 西山38 9:08 西山39 9:16 西山40 ほとんどスタンプラリーです。
9:18 西山41 9:22 西山42 9:25 図根点/西山43
下っている途中から京の町の眺望
山道は基本このようなハイキングコース、むずかしいところはありません。
9:34 西山44 9:35 西山45 ベンチがあります。
9:37 西山46 9:39 西山47
9:40 西山48
9:44 西山49 下界のにおいがしてきました。
9:46 西山50
9:49 西山51
竹林の緑が気持ちいい
無事に山を下りることができました。ありがとうございました。とか言って、5分後に車にひかれたりして。
西芳寺(苔寺)
9:55-11:00 西芳寺 ここで寄り道。往復はがきで事前予約が必要です。10:00からということでその時間にあわせてきましたが、もう多くの人が入っていました。
左手前の建物で写経をします。
石畳を歩いていき、石畳左の建物(写真真ん中)で参拝料¥3,000-を支払います。これでゆっくり見られるのはよいですが、ちょっと高い。写経用の筆ペンもここで販売しています。お寺の名前が入っていて¥500- 私は100均で事前調達してきました。
写経はイス席もあります。写経用紙にはすでに「延命十句観音経」が薄く印刷されていてそれをなぞります。
なぞる文字は49文字。以前にも来たことはあるのですが、前はもっと長かったような。。。お願い事と氏名・住所を書いてお仏壇前に提出。写経は途中でもかまいません。筆ペンではなくて墨からすりたい(というより墨のにおいを嗅ぎたい)。私が以前もらった御朱印は2ページに渡るかっこいいものでしたが、今も変わっていないのかな。
写経を提出したら苔のお庭を散策です。
なんの花びらでしょう。
苔の世界に入りました。
どんぐり ころころ
どんぶりこ
あの小舟は飾りかな?
こんなんだったっけ?
こんなんだったっけ??
前に来た時は「わぁ、なんてキレイなんだろう!」と苔の息づかいに圧倒されたものですが。。。多分私の苔の基準が北八ヶ岳のワイルドで何かいそうな苔の森になり、物足りなくなってしまったのかもしれません。北八ヶ岳が脱毛前なら、こちらは手入れの行き届いた脱毛後というところでしょうか。これはこれで上品でキレイです。
乾燥していますので、梅雨の合間の晴れの日に来たらもっと苔が生き生きしていたと思います。
もこもこの苔のお布団で昼寝する紅葉
苔寺をあとにし、再び京都一周トレイル。ですがいつもの案内板がありません。東海自然歩道の案内と並んでいることが多いのになぁ。どんな願いでも1つだけ叶えてくれるとう鈴虫寺(華厳寺)はパス。黄色い幸福お守も持っていたけれど、今ではこのザマよ。
ウロウロしていたら、にゃんとネコちゃんがやってきました。小学生くらいでしょうか。
遊んでいたらご近所さんがエサを持ってきてくれました。地域ネコのようです。
このぶちゃこちゃんは、べっぴんさんと呼ばれているそうです。。。
11:15 地蔵寺 別名「竹の寺」 竹は嵯峨野・嵐山で堪能したのでもういいです。
やはり京都トレイルの案内はありません。とりあえずゴールの上桂駅を目指します。もう最後の案内板があればいいや。
11:30-35 上桂駅で京都一周トレイルゴール! さぁ感動の最後の案内板は、あれ? どこ? 駅のまわりはもちろん、周辺のお店の壁まで探すも見当たりません。スマホで検索、他の人の記録をみるとどうやらなさそう。京都観光Naviにも51までしか番号はふっていません。最後の案内板を見て感極まる予定だったのに、なんでしょうこの尻切れトンボは。
せっかく桂エリアに来たので、歩ける範囲で散策。道の真ん中に灯籠と存在感のあるご神木。
月読神社
12:05-15 月読神社 お寺と違い、神社は拝観料が必要ないので気軽にお参りができます。「月読」という言葉が神秘的でカッコイイのでふらっと入りました。が、子宝・安産のご利益のある神社なので、私には関係ありませんでした。
武漢ウィルスという穢れを浄化してほしい。
カッコイイ黒の月読守り¥800-、文字が月色。お守りは次の松尾大社で購入する予定なのでさようなら。
松尾大社
12:20-45 正面からではなく横から境内に入ったのでいきなりお酒の資料館、タダです。
さてお参り
中は広々としています。
大吉は自分の腕でつかみとるということですね。
ご祭神はお酒の神様ですが、他にもいろいろご利益があるそう。
さすが「醸造祖神」
絵馬はしゃもじ型も
私がここに松尾大社にきた目的はこれ、山吹のお守り。「京都お守り手帖」に載っていて前から気になっていました。ここ松尾大社は4月中旬ころから山吹が咲き乱れます。
なんのご利益とは書いていませんが、お酒の神様なら「二日酔いにならない」とか「胃もたれしない」とかだったりして。そういえばこの黄色、ウコン色にも見えてきました。¥800-
私が持っていたのは2ではなく1
授与所で他のものを見ていると、にゃにゃー、かわいいニャー! 白虎のおみくじでした。トラなのね、ぽっちゃりしたネコかと思いました。後ろを見るとお尻の穴におみくじが入っています。今は糞詰まり状態ってことね。説明には、おみくじを引いた後の白虎は家の西に置くといいとあります。北の玄武、東の青龍、南の朱雀、西の白虎ということですね。
こっち向いて「連れてくニャン。西の守護はおまかせあれだニャン」言っているよう。ジンクスなどの類は信じませんが、昨日仁和寺で引いた大吉のおみくじには「縁起担ぎも効果あり」とあったので、では西を守ってもらいますか。なんだか大凶抱えてそうなので、白虎のおみくじは取り出さずに便秘状態で。¥500-
その隣にはまた白虎。こちらはしっかりトラしています。鈴ですが切込みの穴がなく、水琴窟の鈴です。ガォーなトラですが、鈴の音は涼し気な優しい音色です。¥700-
後ろには山、居心地のよい神社のわけだ。あの山を歩いたのねぇ
12:50 松尾大社前バス停着 ここからは昨日購入しておいたバス一日券を使い祇園へ。
祇をん 萬屋でねぎうどん
ねぎうどんで有名な祇園にある萬屋さん。写真でみたねぎうどんのインパクト、これは食べなくっちゃ。14時少し前に着きましたが行列ができていました。やっぱりね、人気店ですもの。
店内はこじんまりとしています。コロナ対策で対面で座るのではなく、みんな同じ向きで座っているので学校みたい。年配のご夫婦2人で切り盛りされてる? それほど大きなお店ではありませんが、人気なので大変ではないでしょうか。
私の予習では、ねぎうどん¥1,300-でしたが¥1,400-になっていました。
ねぎうどん様登場、九条ネギを食べるのは初めてです。これでもかとうどんを隠すほどの九条ネギはシャキシャキしていて、こんなに青いのに青臭さはなく、噛むと甘味があります。うどんは柔らかめで、なんといっても出汁のきいたつゆがとてもおいしい。
おいしいですよ、おいしいのですけど、この値段を考えると4日前に食べた早起き亭のうどんがいいかなぁ。ネギも九条ねぎより下仁田ねぎの方が好みです。
もとは地元の人たちが入るうどんやさんだったでしょうに、私のような観光客が押し寄せるから気軽に立ち寄れなくなってしまいましたよね。しかも値上がりして。ごめんなさい。
食後の散歩で祇園をぶらぶら。登山の恰好をした私は完全アウェー、浮いています。夜行バス出発までヒマつぶし、さてどうするか。
祇園の神社といえば八坂神社、近くなのでとりあえず来てみました。。松尾大社は白虎でしたが、青龍はここ八坂神社にいらっしゃいます。
境内にはさまざまな神様が摂社に祀られ、ご利益目的の人たちでにぎわっています。大国主社の前には手作りマスクをした大国様と白うさぎ、かわいいじゃないか!
次はヒマつぶしでどこに行こう。近場で秋だから東福寺か。庭はもう十分見たから仏像を見に三十三間堂か。
三十三間堂
拝観料¥600- 1001体のご本尊が並ぶ圧巻の三十三間堂、「本尊」が1001体ってそりゃ威圧感あります。真ん中の中尊だけでなく、みなさん主役なんですから。風神像は躍動感があり、二十八部衆は目に水晶がはめ込まれていてこちらを見ているみたい。楽しんで見ていると写真を撮っているジジイがいるではないですか。ここは写真撮影禁止です。イライラするので私の視界に入らないで欲しい。係の人がいるとわざと「何体あるんですか? すばらしいですねー」などとぬかしています。逃亡中の犯人が怪しまれないようにわざと警官に挨拶するのと一緒ですね。これにムッとした私が「ここ写真撮るの禁止ですけど」と言うと、ジジイは舌打ちして逃げていきました。
この横に長ーい建物の中に仏像の皆さまはいらっしゃいます。スポンサーは平清盛。
拝観時間終了のアナウンスが流れたので、授与所やお庭を見ながらバス停へ。バス停に乗るとドアが閉まる間際にあのジジイが飛び乗ってきました。アイツ、一旦は逃げたもののもう一周して写真を撮りまくったと思われます。古いコンデジで隠れるように撮ったところでうまく撮影できないでしょうに。
もう力尽きました。山ではそれほどでもないザックが下界ではズシリと重く感じるのはなぜ? 京都駅でおいしいものを食べておみやげ買って帰ろう。
はしたて
JR京都伊勢丹別館にある高級料亭和久傳のカジュアル和食店。中村藤吉のパフェを食べようと列に並んでいる時にお隣さんのはしたての売店をのぞいてみると、下調べ時に少し気になっていたお菓子「西胡」があるではありませんか。はしたてに鞍替えます。
手の込んだ丼ものを中心に、煮麺や鯖寿司など、11月限定メニューもあります。どれもおいしそうでこれは悩ましい。。。決められないので、お店の名前を戴いている「はしたてセット」を頼んでおけばまず間違いはないでしょう。
京都のお酒いろいろ。伏見のお酒おいしそう。伊根は古代米を使った赤いお酒ですって。飲みたいけれど、外には並んで待っている人もいるしゆっくりするのは申し訳ない。
これだけ?と一瞬思ってしまいましたが、味がしっかりしているのでご飯はすすみます。お出汁がなんともまろやか。これを水筒にいれて冬の山で飲んだら最高だろうなー 山椒香油はほんのりピリリ、爽やかな香りがふわ~っとします。口に入れても香りがふわ~ この山椒香油はレジ横でも販売していて迷いましたが、納豆ともやしばかりのわが家の食卓では山椒香油がかわいそうなのでやめました。
さてデザート。↑左上のちまきみたいなものを開けると、↓が現れました。なんだか。。グロテスクですね。私の撮り方がよくないのでしょうか。
材料はレンコンデンプン、和三盆糖、和三盆蜜。他のものに例えれば、水ようかんやわらびもちのようなもの。とにかくプルプルそして伸びる。伸びたものをみるとべっこう飴のようなキレイな色をしています。口にいれるとトロントロン。レンコンの存在はまったく感じられませんが、この自然な高貴な甘さが京都駅で堪能できるとは。大変美味しゅうございました。この内容で¥2,000-は高くはない。西胡はここの売店でも、また和久傳のオンラインショップでも購入することができます。紙箱5本入で¥1,836-
おいしいもので元気が湧いてきました。もうちょっと京都を楽しんじゃおう。
東寺ライトアップ
京都駅から歩いてもいけますが、せっかくバスカードがあるのでバスで東寺へ。
町中から山が見られるのと同様、日常生活に五重塔があるのもうらやましい。
拝観料¥1,000- 1000は他のお寺より高いですが、ライトアップと国宝の仏像たちを見られるので逆に安いと思います。また受付でもらう案内もチラシのようなものではなく8ページにわたるしっかりしたもので見応えがあります。境内に入るとすぐに大通りの喧噪はなくなり、ライトアップにより醸し出される幻想的な世界がむかえてくれます。
ここ、池の手間が撮影スポットらしくたくさんの一眼カメラがスタンバイしています。(私はうまく撮れていませんが)
下に目を向けるとピヨちゃん(アオサギ?)が。
飛び石を横切るピヨちゃん。この飛び石は人間も渡ることができますが、三脚が邪魔をして通れません。向こう側から人が来るとしぶしぶ三脚をどかしますが、基本三脚で通行止めとなっています。三脚の足につまづいて高級一眼カメラが池ポチャになったらつまづいた人が悪いのでしょうか。三脚禁止のお寺が多いですが、東寺は禁止していません。ですがまわりの迷惑を考えない数人の人のためにそのうち三脚禁止になってもおかしくありません。
五重塔が美しすぎて、現実味がありません。
ライトアップを楽しんだあとは、講堂の立体曼荼羅。上野の東博では主役扱いされていた帝釈天もここでは端にいらっしゃいます。全員そろうと大迫力、カッコイイ! 講堂で見るのはやはり厳かな雰囲気でいいのですが、細部まで見るとなると東博のほうがいいかもしれません。ぜひ皆さまそろって東博へ出張くださいませ、上野でお待ちしております。
バスで再び京都駅へ。京都水族館が近くにあるからか駅前にペンギン。「おこしやす~」というより「ヘイ、カモーン」というかんじ。
中村藤吉でほうじ茶パフェ
京都の〆は中村藤吉の和パフェで。抹茶とほうじ茶の2種のパフェがありますが、抹茶は茶寮翠泉でいただきましたので今回はほうじ茶パフェで¥1,320-。パフェ以外にも美しい甘味がいろいろ。
この生茶ゼリィはパフェにも入っています。
さすがお茶屋さん。立派なお茶がきました。煎茶や玉露など7種類のお茶をブレンドした中村藤吉オリジナルの中村茶。ほんのりある甘さの中にかすかな渋さ、お茶を飲むと落ち着きます。4日前に行った茶寮翠泉でも、ここまでこだわらなくていいので水ではなく温かいお茶が飲みたかったです。
この美しきパフェ層。香ばしいほうじ茶がパフェになるとどうなるか。抹茶ほど自己主張はなく、でも飽きのこない甘さ。上の生クリーム、生クリームは乳製品だったのだと認識させてくれるコクがありまろやか、その下にはケーキ、アイスと続き、パフあられ?がお休み処となっています。甘酸っぱいラズベリーでちょっと我に帰り、栗でまた甘い世界へ。
ほうじ茶生茶ゼリィ自体に甘さはなく、そのまま食べると濃いほうじ茶を感じられます。クリームやアイスと食べるとほどよくなります。おいしかった~大満足。でもこれ、銀座でも食べられちゃうのよね。
お土産はまずは自分用に西利で千枚漬けなど¥2,073-。千枚漬けは冬限定で前回6月には購入できなかったので。鉄板の抹茶のお菓子¥1,350(辻利ラングドシャ)に、九条ネギせんべい¥907(女の子が頑張って売っていたのがかわいかったので)。まわりがシャリシャリとしたゼリー状の柚子琥珀¥540-(つくばの和菓子・福来氷に代わるものを探していました)。そして買ってよかった京えくぼ。会社の得意先の商品かと勘違いして買ってしまったのですが、同僚に配ったところこれが一番好評でした。箱には抹茶、ほうじ茶、いちごの3種の味が入っており、小さいながらも味は濃厚で、クッキーですが柔らかく口の中でほろほろくずれます。18個入で¥1,080-、配布用におすすめです。
ついつい買いすぎてしまいました。。。
八条口のマクドナルドでバスの出発時間まで読書しながらヒマつぶし
22:15 京都駅八条口発 贅沢に復路は3列シート¥4,270-です。新宿バスタに着いたらそのまま会社に直行なのでよく眠れるよう3列シートにしました。これだけ遊んだので仕事頑張るぞ。
このブログを書いていても、あそこも行けばよかった、あれ食べたい、違う季節にもう一度来たいなど京都への興味は増すばかりですが、年があけて春節がきたら、かの国からまたにぎやかな人たちが大挙して押し寄せるでしょう。もう2度と京都に訪れることはないと思います。京都とても楽しかったです、ありがとう(ホステル木蘭を除く)。京都トレイルゆる登山旅・完
ぐれぶさん、京都グルメ満喫ですね!パフェ良いね~
今年も怪我せずたくさん山歩き出来ると良いですね❗自分は運動せず食べてばかりで肥えたから、登山してもすぐ膝痛になりそうです(笑)
いりくん様 コメントありがとうございます。私はテレワークで一時腰痛になりました。