おはようございます。不快な気分で寝たので寝起きも最悪な気分です。ホステル木蘭のホームページを見ると、いかにも朝食ありますという内容ですが、それは直で予約した場合のみ適用されます。キッチンにはそのような準備は何もなかったので、多くのゲストが泊まっていましたが誰も利用していないようです。私の朝食付きプランというのは、近くのカフェの朝食です。プランの説明では「別館嵐山老舗カフェでゆったり朝食」とありますが、ここが本館というわけでもありません。単に別の建物を言いたかったのでしょう。そして朝食付きプランではなく、後からフロントでカフェの朝食を追加すると¥850- 朝食付きプランを予約した場合、素泊まりとの差額ですので朝食代は¥900-。この宿関係なく、カフェで一般客としてモーニングを注文すると¥880-。私、同じモーニングに一番高いお金を払っています。知れば知るほど腹立たしい宿だ。
朝食をとってから観光といきたいところですが、カフェのオープン時間が9:00ですのでそれまで嵐山を散歩しましょう。
朝の洗顔をするピヨちゃんたち
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愛宕山
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平日の8:00前なので、渡月橋も人が少なめです。
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渡月橋だけではなく、竹林の小径も人がいません。
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野宮神社(ののみや)
黒木鳥居がむかえてくれます。
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野宮神社ってこんなんだったっけ? 日本の古典文学が好きだったころここを訪れた時「うわ~」と感動したのですが。。。 境内には触ると願いが叶うという亀石があります。もちろんタッチ、金運カモーン
日本の古典文学が好きだったと言っておきながら、おもしろクイズはQ3とQ5しか答えられなかった。。。A3蘆山寺(京都御所の東にある桔梗がキレイなこじんまりとしたお寺) A5源融
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お守りや絵馬は十二単を来た平安貴族が描かれています。20年前に私が買ったものと同じ、変わらないってうれしい。
まだ8:00ちょっと過ぎ、どこで時間をつぶそうかなー
天龍寺
野宮神社の隣、天龍寺の庭園のみ見学します。庭園参拝券¥500- 入場券ではなく参拝券、庭を拝むってこと?
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色あせ始めというより、色あせピーク
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左の建物は大方丈。大方丈から池を見るにはプラス¥300かかります(他に書院、多宝殿も入れます)。大方丈っていまいち意味がわかりませんが、パンフレットに書いてある英文ではMain hall、英文の方がわかりやすい。
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小紫式部なんていい名前つけてもらって。しかも英名がパープル・ビューティベリーときたもんだ。
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白花艶蕗(しろばなつわぶき)
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山茶花
法堂(はっとう)の「雲龍図」、秋の特別公開なので見てみましょう。「期間限定」「特別」に弱い私。参拝料¥500- 龍が大きな天上に描かれていて、どの位置から見ても龍と目が合うというもの。んー、これで¥500-かー 参拝料というからには龍を拝むのか。
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チケットのデザイン、20年前と変わっていないので懐かしい。
cafe RanZan カフェ ランザン
阪急嵐山駅からすぐ、9:00オープン。店内は意外と広い。
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宿でもらった朝食券を渡し、テーブルへ。モーニングプレートCは¥880-ですが、私は宿に¥900-を支払っています。
食事もサービスも可もなく不可もなく。まわりを見ると地元の人が多い雰囲気です。おばちゃんの集まりもありました。うるさくなるのを考慮してか、この寒いのに外のテラスでサークルの会議?してます。コロナ対策のため窓を開けているので、店内にいても寒いのに。
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今日は京都一周トレイル予備日。くたびれて又は寄り道して思うように行程が進まなかった時のために、もしくは天候が悪かった時のために1日多くとってあります。雨女の私にしては天気がもっています。これからどうしよう。一昨日話した女性のように愛宕山登山もいいかも、でも曇りだから景色はあまりよくなさそう。仁和寺宿坊でもらった無料拝観券もあったっけ。
嵐電(京福線)で仁和寺へ。運賃は一駅で下りても終点まで乗っても1回¥220-
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仁和寺 御殿
レトロなつくりの御室駅
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御室駅の反対を見ると、真っすぐ正面に仁和寺の二王門(仁王門ではない)が見えます。
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二王門をくぐったらすぐ右の御殿へ。御殿に入るには¥500-かかりますが、一昨日宿泊した仁和寺の宿坊・御室会館でいただいた無料拝観券があるので私はタダです。
仁和寺=桜、つまり桜以外に見どころはないと解釈していましたが、なかなかよいじゃないですか!
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なによりも嵐山とは客層が違い、みなさん落ち着いていらっしゃる。静かでとてもよい。
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歴史ある建物にモダンアート。芸術はまったくわからない私ですが、なぜかしっくりきます。
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タダだから来たようなものでしたが、来てよかったです。
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私はおみくじを6回連続で凶を引いているので、2018年高尾山で凶を引いたのを最後におみくじ自体を引いていません。ですがここの雰囲気がよかったのと、桜のおみくじがカワイイのとで久しぶりに残り物であろうピンクの桜を買ってしまいました。
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いまさら凶がでても驚きませんよ、凶が私のデフォルトですから。後ほど桜の中に入っているおみくじを出してみると。。。はぅっ! 一生分の運をここで使い果たした模様。
お守りも桜モチーフのカワイイものがここの押しですが、愛らしいカメさんも。
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ヴァイオリンを弾く友人に琵琶守りを購入¥700-
龍安寺
仁和寺から徒歩15分弱ほどの距離なので竜安寺に来てみました。拝観料¥500-
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龍安寺といえばこれ、石庭。2004年JR東海の「そうだ京都、行こう。」のポスターには「龍安寺のA面。知らない、とマズイです」とあります。それよりもA面B面を知らないよね、若い人は。真ん中の枝だけになった木は春には桜が咲きます。
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みんなおとなしく庭をじっと見ています。なに考えているんだろ~ 私は妄想、あの壁からネコが入ってきてみんなが見ているなか砂に足跡をつけてゴロゴロしたらおもしろいだろうなぁ
つくばい。水に覆われてわかりにくいですが「吾唯足知(われただたるをしる)」です。
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石庭を出て境内を散策
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石庭以外にも広い境内にはいろいろあります。
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湯豆腐屋さんまで。お値段はセレブ価格に違いないと思いましたが、精進料理湯豆腐付で¥3,300-、食べられなくもない。きっとよいお豆腐でおいしいのでしょうけれど、このお金出すなら焼肉のほうがいいなぁ。以前京都の別の場所で豆腐懐石をいただきましたが、豆腐ではおかずにならず、のりたまが欲しくなったっけ。
「龍安寺のB面。知っていると、スゴイです byそうだ京都行こう」の鏡容池。平安貴族がここに船を浮かべたのだそう。
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龍安寺の境内をでて龍安寺駅に向かう道も風流です。
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その後は龍安寺参道商店街
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うわ~おいしそう~ と思ったらお抹茶とのセットで¥1,850-、おやつにこの金額は私にはムリだ。
嵐電に乗車し、撮影所前駅へ
東映太秦映画村
時代劇好きの私、京都に来るたびに太秦映画村に行きたい、でも高い、を繰り返し、ついに本日入村することにしました。おそらく京都に来るのは私の人生でこれが最後、悔いのないように。それにGoToクーポンもありますし。
撮影所前駅からは、正面入口ではなく撮影所口が近い。通行手形¥2,400- 会社の福利厚生リロクラブで¥200-引き、さらにGoToクーポン2000円利用
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入ると作品のポスターがずらり。八犬伝なつかしい~ 小さい時に見て怖かったっけ、特に夏木マリ。
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暴れん坊将軍の小道具
通路には屋台などが並んでいます。これは観光客に見せる用なのか、実際に撮影に使われるのか。
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撮影所に観光客が入りこまないように警備員が誘導します。
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観光エリアに入るとエヴァンゲリオンがお出迎え。箱根にもいました。
江戸時代の町をぶらぶら
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銭形さん家
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さぶちゃん家
哀しみの遊郭エリア
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ちょっとした無料の催しもあります。
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うーん、これで¥2,400-かぁ。お化け屋敷や忍者屋敷に入るにはそれぞれまたお金かかるし、割高のような気がします。入る時か出る時どちらかは撮影所口を利用するのをおすすめします。
蚕ノ社(かいこのやしろ)
太秦映画村から歩いていける範囲で見どころとなるようなところがあるかなと検索、お、蚕の社がありました。ここには珍しい3本柱の鳥居があります。
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蚕ノ社は木嶋神社(このしま)境内にあります。
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蚕ノ社は左の鳥居の奥にあります。
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ん? 柵があって奥には行けない?
3つの鳥居が組み合わさっています。あの真ん中に立ってみたくても、これ以上は近づくことができません。
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住宅街の中に鬱蒼と緑が茂り別世界、穏やかな感じではありません。なんだかパワーがありそうです。
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蚕ノ社駅、大都市京都にありながら無人駅ときたもんだ。しかも電車は車道を走ります。
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嵐山到着 もうお腹が減って具合が悪くなりそう。雑踏の中で立ち食いをするのは気が引けますが、ゆばチーズ¥400- チーズがとろ~ではなく、チーカマが湯葉にまかれているようなもの。
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小腹を満たしたあとは嵐山のお店を物色。とは言ってもここで買い物をしたら明日背負って山を歩かなければならないため見るだけ。可愛らしいものがたくさんありますね。そして着物で着飾った女子多数が嵐山に彩を添えています。最近のレンタル着物はよくできていて、安物には見えません。彼女たちの何が偉いって、歩きにくいのに草履で頑張って歩いていること。私なんて山靴ですから。
手打ちそば よしむら
嵐電(京福)嵐山駅から徒歩5分弱、大堰川(桂川)沿いにあるお蕎麦屋さん。旧川村曼舟画伯の邸内に構えています。(と言われても画家のことはわかりません) 30分ほど待ちました。
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もちろんお蕎麦単品もあります。
なんとラッキーなことに、景色抜群の窓際カウンター席に案内してもらえました。法輪寺が見えます。お茶はそば茶で、香ばしくほのかに甘い。景色を見ながらお蕎麦を待ちます。
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渡月膳¥1,930- 天丼、ざるそば、温そば。温そばは山菜かとろろを選ぶことができ、とろろを選択。ざるそばのつゆは、京都でもしっかり黒い。ねぎもたっぷりでうれしい。天ぷらもお蕎麦もおいしいのですが、そば麹のおつけものがとてもおいしい。これだけでもご飯が進みそう。
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ざるそばを食べた後のお楽しみはそば湯。とろみのあるそば湯でなんともまろやか。となりのお兄ちゃんが「まじやべー」と言いながらがぶがぶ飲んでいたので、この「やべー」はおいしいという意味でしょう。店員さんも丁寧で、絶好のロケーション、そば二種に天丼で¥1,930-はコストパフォーマンスは良いと思います。
お腹はおいしいもので満たされて幸せ、ですがあの宿に帰ることを考えるとげんなり。歩いていたら車折神社がありました。車折神社は嵐電沿線にありましたが、ここはその別社でした。中をのぞいてみると人力車の車庫になっていました。心なしか人力車がうれしそうに見えます。
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足取り重たくホステル木蘭へ到着。さっさとシャワーを浴び、早々と20:00には穴倉ベットへ。小説を読みながらおやすみなさい💤 8日目へつづく
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