私の読書メーター(読んだ本を記録するサイト・アプリ)には沢木耕太郎の「凍(とう)」が読みたい本リストに入っています。yamakei-onlineの記事がFacebookにあがってきて、「俺たちは、絶対に、死なない。沢木耕太郎の『凍』がJ-WAVEで初のラジオドラマ化」とのこと。読む前にこの作品に触れる機会が突然やってきました。
放送時間は真夜中です。私の起きていられれる時間は24:30までなので、早々に諦めアプリradikoで後から聞きました。便利な世の中になりました。
あらすじを超簡単にすると、山野井泰史さん(三上博史さん)と奥さまの妙子さん(田畑智子さん)がヒマラヤのギャチュンカンにアタックする、という内容。山だけではなく、夫婦の絆も描いた作品です。ストーリーテラーは長塚圭史さんと若村真由美さん
えぇ、良かったです、とっても良かったです! 私にとってラジオは家事をしながら、またはリラックスして聞くものでした。が、後半ビバーク、といっても横になって「おやすみなさーい」というものではなく、ほぼ宙づりになっているところへ雪崩が襲いかかるあたりからもう呼吸をするのも忘れるくらい、真剣に聞いてしまいました。視力を失いながらも崖を降りるシーン、吹雪の中手袋をとり、素手の指で崖(凍っている)の感触を確かなめがら下りる下りるのですが、こっちまで寒さで痛くなりそう! 原作ももちろんいいのでしょうけれど、三上博史さん、うまい! 長塚圭史さんも最初はラジオ天気図(どこどこ、〇〇ヘクトパスカル)の声かと思いましたが、その淡々とした口調がかえってよく、若村真由美さん(キレイで好き)の落ち着いているのに緊迫感もある読み方はドラマを盛り上げていました。ちょっと違和感あったのが、妙子さん役の田畑智子さん。声がかわいすぎるんです。とてもヒマラヤにアタックしそうもありません。「やすしー、やすしー」と呼んでも、高尾山ですりむいちゃったのかな?と勝手に想像する私。少し低めの声の方がいいような。。。菜々緒? いや、もっと違うだろ。
本人がどんな声か気になったのでYouTubeで検索したところ「情熱大陸」がでてきました。素朴な妙子さん、指がないのに器用にお料理してる。声は私が想像していたとおり、ちょっと低めの声でした。
最強のクライマーと言われる山野井泰史さんはスポンサーにはあまり頼らず、パーティも少人数のスタイル。かっこいい! 真逆の人がアコンカグアを断念したっけな。
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