桜と富士山がうまく一枚に収まる写真が撮れるお山、岩殿山。桜の季節はこの山に行こうとずいぶん前から思っていました。天気は悪くはない。が、前日の天気予報では「黄砂が多い」と予報士の依田さんが言うではありませんか。
⏰ 歩行時間:約3時間20分
⏰ 8:25 大月駅(360m)🚻 ~ 8:35 登山口 ~ 8:40-45 丸山(444m)🚻 ~ 9:10 三の丸展望台 ~ 9:25 岩殿山(634m) ~ 10:45-50 稚児落とし ~ 12:00 大月駅🚻
💰 🚃電車運賃 京王線新宿駅↔JR大月駅¥961×2=¥1,922-
6:47 京王線新宿駅発
7:34-39 高尾駅 ¥367- 京王線からJR中央線へ乗り換え JR1本よりも400円ほど安い
8:23 JR中央線大月駅到着 ¥594- 駅の階段にいわどん! 岩山で無骨ないわどんかと思いきや、顔はお上品です。つぶらな瞳、ぽっと桜色に染まったほっぺ、かわいいじゃないか!
さくら祭りやってます。トイレは駅でて左。
岩殿山
8:25 スタート(360m) ロータリーをでてずーっと左へ、線路を渡りまた歩いていくと、お目当ての丸山の桜が見えてきました。
橋を渡ります。川の水、キレイです。
8:35 岩殿山登山口
8:40-45 丸山(444m) 登山口からここまでは舗装された道ですが、けっこうな坂です。桜は。。。満開です。山なので開花は遅いと思っていましたが、都内の桜の名所と時期はそう変わらないようです。桜に埋もれているような建物は「岩殿山ふれあいの館」、写真の展示があります。
うっすら見えるような気がした富士山、幻だったのか写真にはまったく写っていません。天気予報で言っていた黄砂かな?
ふれあい館から岩殿山への道は、一応舗装されているのでいいカメラを持ったおじちゃんたちも登ってきます。でもかなり急な坂ですよ。あの人たちの写真を撮る熱意は侮れない。 この写真の主役は、セレブの乗り物特急あずさです。いや、かいじかも? ざわ。。ざわざわ。。。
9:10 三の丸展望台 この後ろのあたりも桜が見ごろでした。「山頂この先」が小さくて、ここが頂上と勘違いしてしまう人はいないのでしょうか?
広々としているので、敷物をひいてのお花見は下のふれあいの館周辺よりもこちらの方がよさそうです。大きなビニールシートをひいて宴会の準備をしているグループもいました。
この桜が咲くあたりから「馬場跡」「倉屋敷跡」などの案内板が目に入ります。お城好きの人には楽しいのでしょうが、私はさっぱりです。
ここで岩殿城跡方面へ。ここにはまた戻ってきます。
岩を利用した門。小山田氏が武田勝頼を裏切ったところが岩殿城。大河ドラマ「真田丸」では城前まで来た勝頼(平岳大)を、小山田氏(温水)が門を開けずに追い返してしまったのではなかったっけ? 悲哀に満ちた平岳大、めちゃくちゃよかった! 門を見たら思い出してしまいました。
9:25 岩殿山(634m) 「本丸跡」を目指し登っていくと、あったのはこれ。ここが本当の634m、山頂のようです。スカイツリーと一緒の高さですね。近くに「岩殿山」の標識があると思うのですが。。。
少し来た道を戻り、こんどは兜岩・稚児落とし方面へ。
山全体がザレていて、滑りそうで歩きにくい。ストック持ってくればよかった~
ところどころアカヤシオが咲き始めていました。
嫌いな鎖場を避け林間コースへと行きたいところですが、夏山へ向けて鎖場も慣れておかなければ。
鎖場はこんなかんじです。
普段使わない腕の筋肉を使って力まかせに登りました。
崖っぷちの細い道を歩いていくところが、崩落のため進入禁止になっていました。通れない箇所があるとは知っていましたがここだったのか~ ここの崖っぷちを歩くのは楽しみだったのに。。。 いや、崖っぷちの向こうには確か鎖場があったはず。ちょっとほっとしました、いや、誠に残念、残念だー というわけで、林間コースへと進みます。
林間コースはさぞゆるいのかと思いましたが、そうでもありませんでした。この斜面、見た目はたいしたことないのですが、とても滑るのでロープに頼りました。この少年、ロープにまたがっているけれど股間は大丈夫かね?
稚児落とし
「稚児落とし」までもうちょっと。小山田氏の側室が敵から逃げる際に赤ちゃんが泣きだし、護衛がここから赤ちゃんを投げ落としたんだとか。崖の上に人が見えます。
10:45-50 稚児落とし おやつ休憩、コーヒーを沸かそうとガスなど持ってきていましたが、暑い!のでコーヒーはやめました。しゅわしゅわの炭酸が飲みたいなー もうそんな季節になりましたか。
見知らぬお兄ちゃんの後ろ姿をお借りしました。奥に見える山が岩殿山。
ザレた登山道をくだって下界へ。竹の葉が風に吹かれる音が気持ちいい。
下界はお花がいっぱいです。コロ助、ではなくネギ坊主が立派です。
中央道。鼻歌はもちろん「中央フリーウェイ」この道は~まるで滑走路♪
桜を見ながらの釣り、気持ちよさそう。山靴の中が蒸れる季節となりました。川にはいりたい。。
12:00 大月駅到着 特急富士山号、奥にリサとガスパールトレイン。なぜ富士山がボインになる必要があるのか。まったくうらやましい。
大月グルメに「おつけだんご」というものがあります。具だくさんの豚汁のような汁に、小麦粉を水で溶いた団子が入ったもの。ようすうるに豪華なすいとんです。以前、大月駅前の濱野屋さんで食べたおつけだんごがとてもおいしかったので、リピートします。 。。。のはずだったのですが、予約があり入れないとの貼り紙が。なのでロータリー向かい側の食堂かつらさんへ。が、なんと「本日おつけだんごはやっていません」の貼り紙が。。。がっくし。口はしょうゆ味スタンバイ状態になっているので洋風の気持ちではありませんが、駅前の喫茶店でランチをとることにしました。
月cafe
なんともおしゃれな洋風の建物です。
日替わりランチのハンバーグに決めました。
お店はてんてこまいのようです。どうやら新人バイトちゃんが奮闘している様子。私のテーブルでもまごまごありました。誰もが通る道、がんばれー。そんななので今日はたまたまわさわさしていた店内ですが、普段は落ち着いた居心地のいい喫茶店なのだと思います。たぶん。
でてきたハンバーグは、オシャレなお皿に凝ったハンバーグでした。私はガストのハンバーグのようなものを想像していたので、うれしい誤算です。
味も本格的でした。肉汁じゅわ~のハンバーグはもちろん、なすと下に添えられているジャガイモのソテーもおいしかったです。¥1,100+アイスコーヒー¥190-
曲はメンコン(メンデルスゾーンのヴァイオリンコンチェルト)。流れているのはヴァイオリンですが、店内に貼ってあるポスターはヴィオラとピアノのコンサートでした。このお店でコンサートしちゃうんだ! へー 飲み物とケーキ付で¥3,500- 2Fにもテーブルがあるようなので、ピアノは2Fかな? でもヴィオラってね。。。地味なヴィオラで人、集まるのかな、とヴィオラ弾きとしては(下手だけど)心配なのであります。
不運にも富士山は見えず、通行止めもあり(不運なのか?)、おつけだんごも食べられず。。。岩殿山は今回3回目、また来ることがあるかもしれません。特段気に入った山ではありませんが、なんとなく来てしまう、そんなお山です。
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