奥上高地散策2日目 徳澤園~山のひだやカフェ・ド・コイショ~ルミエスタホテルでランチ

おはようございます。部屋の窓を開けると、雨がどしゃ降りのテント場が見えます。テン場の人たち大丈夫でしょうか。いやいや、人のことよりこの雨の中、母は歩けるのでしょうか。

母はあの重たいショルダーバックから化粧品類をだし準備中。私が首がもげそうになりながらお運びしたあのショルダーバックです。数日くらい美容液なしだってそう変わらないよ、女子力のゼロの娘は思うのであります。


7:00 朝食 ここを山小屋と考えるならば、7時朝食は遅いですね。普通、山小屋では夏の場合、5時が多く、小屋によっては4時半のところもあります。なので朝食をとっている人数は夕食時よりも少なめ、あとは上高地を目指すだけなのかのんびりしています。槍や穂高にアタックする人はとっくに出発したに違いありません。お漬物のフキを母がとても気に入り販売していないか聞いたところ、ここで作っていて販売はしていないとのこと。確かにおいしいです。少し後からできたたてのオムレツが登場。もはやホテルです。

8時に出発の予定でしたが、あまりにも雨が激しいのでチェックアウトギリギリまで部屋でゴロゴロ。まったく雨が止む気配がないので、本格的にレインウェアを、母はカッパを装着です。私はまったく平気ですが、母が気の毒に思えてなりません。

チェックアウトを済ませ玄関をでたところ、ん? 降ってない! ほとんど奇跡です。個室1泊2食付き一人¥21,000-(このうち¥3,000-はすでに前金として現金書留にて支払い済) そして大菩薩の湯でパンツと一緒になくしてしまった手ぬぐいを購入。復刻版・再登場ということは、しばらくなかったんですね。お気に入りだったので再登場してよかった!

8:30 徳澤園出発 母、ストックにも慣れ軽快に歩きます。もちろん荷物は私が持っています。

母、最初で最後の渡渉(?) なんだか嬉しそうです。

すれ違う登山客が挨拶をしてくれることが新鮮なようです。大きな水たまりやぬかるみをよける母を、「急がなくていいですよ」と待ってくれる登山客も。少し標高が上がれば私もまわりの人にこうやって待ってもらっているんだよなぁ。母娘ともどもご迷惑をおかけしております。

「今日は登り坂じゃないからラクだわ~」と母。え、登り坂なんてあったっけ? 調べたところ、河童橋の標高1500m、徳沢の標高1562m、あるといえば標高差はあります。ほぼ平坦だと思っていましたが、母は斜度に敏感でした。

9:45 明神橋 

私が景色の写真を撮ろうとすると、ポーズとって写り込んでくる母。困ったもんだ。

9:50 山のひだや到着

山のひだや カフェ・ド・コイショ/Cafe do Koisyo

お茶休憩に選んだのは山小屋・山のひだやのオシャレなカフェ、カフェ・ド・コイショです。以前は岩魚料理をメインにした「いろり食堂どっこいしょー」でしたが、2015年にカフェとしてリニューアルオープンしました。昔ながらのいろり食堂がなくなるのはさみしいといえばさみしいですが、岩魚料理はお隣の嘉門次小屋にまかせたというところでしょうか。

正面玄関ではなく、横の入り口から店内に入ります。

ステキな店内

おおぅ!! あまりの値段の高さにビックリしちゃいました。コ、コーヒーが一杯800円っていったい! はっぴゃく! スタバにさえめったに入らないのに、ここは銀座でしょうか。私だけでも外でお湯わかしてインスタントコーヒーいれたい気持ちです(火器とインスタントコーヒーは持ってきています)。

店内は私たちのみで、窓側の席に座りました。

チーズケーキとクリームブリュレを引き連れて、800円のコーヒーがきましたよ。そりゃおいしいですよ、だって800円ですもの。クリームブリュレは値段うんぬんではなく素直においしかったです。


10:35 嘉門次小屋・明神池・穂高神社奥宮 山のひだやのお隣、嘉門次小屋はお客さんがいっぱいでした。山のひだやはちょっと奥まったところに立地しているので上高地リピーターや通の人好みというところでしょうか。おかげで静かにコーヒーを飲むことができたのでよかったです。明神池は拝観料¥300- 天気もぱっとしないので景色を見るのにどうかということでパスしました。お参りだけして河童橋に向けて出発です。

昨日とは川を挟んで反対側の右岸を歩きます。

朝まで降った雨のせいか、川の流れが激しいです。

観光地だからといって侮るなかれ。

ここも立派な中部山岳国立公園、「山岳」なのです。

河童橋の手前、穂高がよく見えるところで、ほんの数分雲が晴れて岳沢小屋まで見えました。母娘の記念写真を撮るのに必死で、人物なしの写真を撮るのを忘れてしまいました。

12:10 ルミエスタホテル到着

ルミエスタホテルでランチ

当初は五千尺ホテルのビーフシチューランチをと思っていたのですが、予約が取れなかったのでルミエスタさんのランチを予約しました。ホテルルミエスタは、上高地清水屋ホテルが2014年にリニューアルしたホテルで、アルピコグループです。アルピコはそう、長野の公共交通機関を支えるあのアルピコです。昨日上高地まで乗車したバスもアルピコバスでした。

12時に予約したのに10分遅れてしまいました。謝りながら店内に。レストランは一面窓で、外にいるかのような開放感です。他のテーブルはビニールのテーブルクロスでしたが、ちょっといいランチを予約したからでしょうか、私たちが通されたテーブルには布のテーブルクロスがかかっていました。予約したのは本日のランチ¥3,300-と¥5,000-のコースです。

前菜 真ん中はトウモロコシのジュレ(¥5,000コース)

トウモロコシのジュレ、下に注目。

スープは2つのコース共通でミネストローネ。パン、本日のランチのサラダもきました。

本日のランチのメインはポークです。

¥5,000コースは牛肉昨夜の徳澤園でのステーキももちろんおいしかったのですが、ここのお肉はなんたるや! とろけそう。ここは上高地、岐阜に近いからもしや飛騨牛か? 聞いてみると静岡産だそうです。静岡のウシ、レベル高っ!

デザート(¥5,000コース)のフォンダンショコラ本日のランチのデザートはケーキ、キウイ添えでした。

コーヒーカップには穂高、コーヒーカップは河童橋、さすが! 確かナルミとのコラボレーションでつくったルミエスタオリジナルと言っていたのような。。。ノリタケだったかな?

スタッフのサービスもよく、もちろん料理にも大満足です。ランチに¥3,000前後使うのであれば上高地帝国ホテルよりルミエスタの方がコスパは良さそうです。また、上高地には温泉に浸かれる施設は2つしかありませんが、一つが上高地温泉ホテル、そしてもう一つがここルミエスタです。日帰り温泉とランチのセットもあります。ルミエスタのHPにあるランチに使えるワンドリンクサービスクーポン使うのを忘れてしまいました。なんたる不覚!

ウェストン碑、はじめて見ました。ウェストンさんは、上高地の魅力を世界に発信し、日本に登山の魅力を紹介した人です。

夏も終わりなので花は少なかったですが、いたるところにノコンギク(野紺菊)が咲いていました。

おみやげを買って、雲がかった穂高をしばらく見てバスターミナルへ。バスターミナルへ着いたとたん、大粒の雨が降ってきました。また危機一髪です。なんだかんだでラッキー続きの上高地でした。

15:00 上高地バスターミナルでさわやか信州号乗車 一人¥7,250- 渋滞に巻き込まれながら新宿バスタへ。

翌日、母からのLINE「1日2万歩最高」 よかったです。


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