百花繚乱の白山 1日目 別当出合~ちょっとキツイ観光新道~白山室堂

北アルプス(立山室堂の上三俣蓮華岳)から見えた白山がなんと神々しかったことか! いつか登りたいと思っていた白山、ついに登る時がやってまいりました。

だいぶ前に、山小屋・白山室堂を7月の平日に予約。が、その平日は金沢駅からの白山登山バスが運行されていなことがわかり、週末に小屋の予約を変更。今度は6時前に金沢駅着の夜行バスがとれず、マゴマゴした結果8月になってしまいました。チングルマが果穂になっちゃうよ。

 

⏰ 歩行時間:約6時間

⏰ 8:55 別当出合(1245m)🚻 ~ 10:50-11:05 別当坂分岐 ~ 12:00-10 仙人窟  ~ 13:25-45 殿ヶ池避難小屋(2050m)🚻 ~ 14:55 蛇塚 ~ 15:10-25 黒ボコ岩(2325m)~ 15:55 白山室堂(2450m)🚻   休み休み、超ノロノロ  観光新道に水場はありません

💰 🚌バス運賃 バスタ新宿→金沢駅¥7,900- 白山登山バス(金沢駅→市ノ瀬)\2,100- シャトルバス往復(市ノ瀬⇔別当出合)¥1,600-  🏠白山室堂1泊2食付き¥11,350-


8/4 22:00 バスタ新宿発 都内・埼玉から金沢駅行は他にも便がいくつかありますが、6時半以降金沢駅着ばかりで、早いのはウィラーのみでした。

8/5 5:40 金沢駅西口着 ¥7,900- ウィラーのカノピー(ヘッドフード)のおかげでぐっすり。今までで一番快適に眠れた夜行バスです。

バスの半分以上は白山登山バスに乗る人たちで、その人たちにくっついていきました。登山バスの乗り場は夜行バス降車場所のすぐ後ろです。すぐ近くにローソンあり。私は用意していたので買い物はありませんでしたが、他の人曰く、金沢駅入ってすぐ、セブンイレブン横のおにぎりやさんがお勧めだとか。なんと朝の5:40から営業、やる気満々です。

 

 

6:00 金沢駅発 白山登山バスは大型バスで、夜行バスで来た人は全員乗れたようです。ギリギリにバス停に来た人は6:30発へ。運行はこの2本のみです。

白山

8:05 市ノ瀬着 ¥2,100-(現金のみ) 到着する時に後ろのおばちゃんたちが「あら、日帰り温泉があるわよ。秘湯の会ですって」 なんですと?!

写真左の大型バスに乗ってきました。下車して別当出合行のシャトルバスの乗車券(片道¥800、私は往復券¥1,600-)を購入し、写真中央の小型バスに乗り込みます。

 

8:40 別当出合着 ここのベンチで朝ごはん

 

下山後はここで顔を洗いたい。

トイレに更衣室もありました。久しぶりにサポートタイツをはきます。久しぶりに目玉(コンタクトレンズ)も入れました。おぉ、よく見える!

 

8:55 スタート(1245m) 鳥居の横に「霊峰白山登拝道」とあります。登山道ではないのね、ちょっと背筋がピンとなります。

登りに一般的な砂防新道、下りにちょっと大変な観光新道を予定していましたが、あまりにもみんなが砂防新道(写真右の橋)へと進むので、ぞろぞろ歩くのが嫌いな私は観光新道へ。大変といっても、標高差は一緒なんだからたいしたことないよね。

観光新道

ウドの仲間だと思いますが、雪の結晶のよう

ソバナ

 

道の横にゲロ発見。この暑さで具合が悪くなっちゃったのかなぁ。明日は我が身、無理せずに歩こう。

 

ベンチのような岩によっこいしょ。まだ30分(1km)しか歩いていないのに座ってしまうなんて、調子が悪いのかしら。いや、よく眠れたし、むしろ絶好調。汗が鼻の頭やあごからぽたぽた、水が足りるか心配になってきました。観光新道って水場がないのよね。

難しい箇所はないのですが、歩きにくい道です。下山のおじさんたちが「下りるのでも大変なのに、ここを登るなんて頑張るね!」 私「後悔しています。。。」 みんなが砂防新道を歩くのは理由があるんだから、おとなしくくっついていけばよかった、トホホです。

 

グループがワーワーやってる、なんだろう? げっ、おじさんの腕から血が出てるニャン! 「上から石が落ちて来たのよ」 えええ、白山ってそんな山だったの?!

 

急だし足元はよくないし、下りも大変そう

 

10:50-11:05 別当坂分岐 登りの人とおしゃべりしながらゆっくり休憩。「もうサウナを歩ってるみたいだよ」 暑さで参っているのは私だけではなかったのね、ほんと暑い。私より歩くのが遅い人はいないと思うので、登りの人はこの人含めて3人だけで、一方通行かというほど下りの人は多かったです。

樹林帯を抜けたので涼しい風を感じながら歩ける。。。かと思ったら、そよとも風は吹いていません。サウナのような樹林帯の次は、無風の炎天下です。

 

ノアザミの向こうに見える道は砂防新道?じゃないよね、工事用道路でした。

12:00-10 仙人窟 日陰で休憩 下りてきたグループにあいさつをすると返ってきたのは「コンニチハ」「アニョハセヨ」 韓国から白山へ、なんとお目が高い。韓国の人も暑いって言ってるよ、暑いよねー ペットボトルの飲み物が常温の水ではなく、ぬるま湯になっています。

 

イブキトラノオ

若いイブキトラノオ

 

避難小屋の屋根が見えてきました。

 

シモツケソウ 線香花火のパチパチはじけてるかんじ

タカネマツムシソウ

 

 

13:25-45 殿ヶ池避難小屋(2050m) 便所臭い(ぼっとんだそうです)が、外より中の方が涼しいので小屋の中でお昼。上りのお兄さんと話がはずみ長居してしまいました。

 

避難小屋を後にし、振り返る。こう見るとカッコイイ避難小屋ではないですか。下には池もあるし(水場はありません)。

 

タカネナデシコ

ツリガネニンジン

 

花道

 

イタドリ

オオハナウド

 

ずっと花道

 

ヤマハハコ

カンチコウゾリナかな? ミヤマコウゾリナかも? 私に違いがわかるわけがない

 

イングリッシュガーデンのよう

 

一面にイブキトラノオ

 

これぞお花畑。野ざらしなのにこんなにたくさんキレイに咲き誇って。。。うちのベランダの植木も見習ってほしい、すぐへそ曲げて萎れるんだもの。

 

人の声が上のほうからする。。。と思ったら岩の上に人がいました。きっと黒ボコ岩のあたりね。

ニッコウキスゲ

 

14:55 蛇塚 あと5分で山小屋の門限だ、だめだこりゃ。

ハクサンフウロ

 

15:10-25 黒ボコ岩(2325m) 砂防新道から上がってきた人たちが大勢いました。門限、みんなで破れば怖くない?

エッフェル松川のポーズすればよかったかしら


これよ、私が求めていたものはこの山道!つまり木道。どなたか存じ上げませんが、勝手にモデルになっていただきました。木道は山小屋まで続いているわけではなく、小屋直下はまた上ります。

 

白山室堂

15:55 白山室堂(2450m)到着 立派な山小屋、しかもお花に囲まれています。一泊2食付¥11,350-、他の山小屋が恐ろしく値上がりする中、とてもリーズナブルに感じてしまいます。

とっても大きい山小屋です。食堂や売店のある中央の建物のまわりに4棟+個室の雷鳥荘があり、山小屋というよりもうコミュニティね。郵便局もあります。

 

今日の寝床 この部屋は女性ソロばかりのようです。二人スペースごとに区切られていて、そこを一人使用。予約は満員だったはずだけど、まだ人数制限しているのかな。私のお向かいさん、すごいイビキかいてもう寝てる。寝てるというよりうなされている? 夜もこれだと困るなぁ

中はふつう~多い日用ということかな? この内容で¥200-は悪くない。鏡平山荘では中×3コで¥100-、三俣山荘は中×3コで¥300-でした。鏡平と三俣はまったく同じのナプキンで、同じ年に購入。三俣山荘高くない? 念のために持っていたものだけでは足らず、あの時は切羽詰まっていたのであるだけでも有難かったのですが。。。 私の感覚的に、泊まりの縦走をすると生理が早まるような気がするのですが(あの時は予定より1週間早くなった)、血行がよくなるから?気圧?

トイレは下界のトイレと変わりません。いや、うちの会社のトイレ(古い)よりキレイです。底がパカっと開いてなけなしの水がちょろちょろ流れるなんちゃって水洗ではなく、ザッパーンとしっかり水が流れる水洗。しかもトイレットペーパーも流せるのです! ウォシュレット付き。たぶん夏が終わったらあったか便座になるのだと思います。すばらしい。(私は外では便座に座らずスクワット状態なので冷たくてもかまいません)

 

私は山小屋の手ぬぐいを集めているのですが、手ぬぐいはなくタオルでした。命の水コカ・コーラもなくペプシでした。ペプシを飲みましたが、うーん、命の水にはなれないなぁ。飲んだあとのペットボトル・空き缶はここでは捨てられず持ち帰りです。下山の人たちが缶ゴミの入ったレジ袋をザックにぶら下げていたのはこれだったのね。

壁のコンセントから充電して注意されている人がいました。

外でペプシを飲んでいたら、まだ登ってくる人がいました。もう17:00よ? 門限ないみたい。

 

山小屋の後ろ、奥宮の祈禱殿があります。

手ぬぐい発見、¥1,000-

 

 

18:00 夕食(2回目) テーブルにセットしてあるのではなく、社員食堂のようにトレイを持って取っていくスタイル。お肉か魚を選びます。

漬物は食べ放題。

 

いただきまーす

 

 

18:50 日の入 ガスってきましたが、こんなガスなら悪くない。

 

反対側、雲がピンクに焼けていました。

 

おやすなさい

20:30 消灯 消灯アナウンスで、朝早く出る方へ熊鈴を館内で鳴らさないように、という内容もありました。これ大事です。

 

やはりお向かいさんのイビキがうるさい。イビキの攻撃力は耳栓の防御力をいとも簡単に上回っています。他の人たちもうるさくて寝られないのか、頻繁に寝返りをしたり、わざとなのか咳払いをしたり。生理現象なので仕方ないのですが、まわりがこんなに悶えているのに本人が高いびきというのがなんともやるせない。。。 暑いのでインナーシーツのみで寝ました。

 

一泊2食付: ¥11,350-

食事時間: 夕食 2回目18:00   朝食 6:00~8:00

トイレ : 洋式水洗

携帯電波(docomo): つながります

ゴミ  : 売店で購入した飲み物の空き缶・ペットボトルも持ち帰り

消灯  : 20:30

2日目へつづく


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