ピークはみやま山荘のご飯 2日目 丹沢山~蛭ヶ岳~みやま山荘~宮ケ瀬

おはようございます。昨日からの強風がやみません。とにかく寒い!

 

⏰ 歩行時間:約8時間20分

⏰ 6:35 丹沢山・みやま山荘(1567m)🚻 ~ 8:05-15 蛭ヶ岳(1673m) ~ 9:50-10:15 みやま山荘🚻 ~ 11:35 円山木ノ頭(中峰 1360m) ~ 12:10-15 本間ノ頭(東峰 1345m) ~ 14:30-35 高畑山(766m) ~ 15:35 登山口 ~ 15:45 三叉路バス停

💰 🚌バス運賃 三叉路バス停→本厚木駅¥650-(事故のため実際には支払っていません)  🚃電車運賃 小田急線本厚木駅→新宿駅¥503-


5:55 予定より5分早い朝食 なんと朝からかやくご飯です。おこげまであってうれしい限りです。しつこいようですが、ここは山小屋です。おいしくて食が進みもちろんおかわり。

 

もともとの予定では、今日は宮ケ瀬に下りるだけでした。が、昨日の道中会った人たちも「丹沢山まで行くなら蛭ヶ岳に行かないと」と言ってましたし、みやま山荘に泊まったメンバーたちもみんな蛭ヶ岳に行くと言っています。「神奈川最高峰だし、南アルプスもよく見えるよ」 そうか、みんながそこまで言うのなら。最悪は整備されたバカ尾根をくだれば、夜の8時ころまでバスはあるしなんとかなりそうです。ということで蛭ヶ岳を目指します。

6:35 みやま山荘出発(1567m) また戻ってくることになるので、アイゼン(まったく必要ありませんでした)とワインは預かっていただきました。だいぶ荷物が軽くなりました。昨日はストックは使いませんでしたが、今日は長丁場になるのでダブルストックのシングル使いです(1本はラバーキャップを失くしてしまい、石突のままだと山を痛めるので)

蛭ヶ岳

コケ丸三兄弟

 

途中鎖場あります。少し先を進んでいたみやま山荘宿泊メンバーが見ていてくれています。私、おぼつかない足取りだから心配ですよね。ありがとうございます。不動の峰休憩所(ベンチがあるのみ)で数分休憩し、先をいそぎます。

 

8:05 蛭ヶ岳(1673m) これは来たかいがありました! 富士山はもちろん未踏の地南アルプスまでばっちり見られます。強風もいつのまにかおさまりしばし見とれます。

 

大涌谷からは煙があがっています。

8:15 蛭ヶ岳出発 朝のコーヒーを蛭ヶ岳山荘で飲みたかったのですが、安心するにはまだ早いと思い、みやま山荘まで我慢です。

 

宮ケ瀬湖が見えます。うーん、遠い。あそこまで歩くのか。。。 宿泊メンバーは鍋割山で鍋焼きうどんを食べると言っていますが、どちらも私には遠いです。

みやま山荘

9:50 再びみやま山荘 コーヒーで一息¥400- 陶器のコーヒーカップで、しかも一口ゼリーまでついています。このような気づかいがうれしい。雰囲気もまるでカフェです。

 

ご主人がとても丁寧に床を水拭きされてました。私も明日は大掃除しないと、と決意しました。

ご主人「今日はどこ行くの?」 私「宮ケ瀬か鍋焼きうどん経由か迷ってます」「宮ケ瀬がいいよ」「でもあまり人いないですよね?」「だからいいんじゃないか」ごもっともです。何のためにソロ登山しているのか。宮ケ瀬に決まりです。


10:15 みやま山荘出発 宮ケ瀬まで11kmの道のりです。歩いて5分ほどのところに塩水橋と宮ケ瀬への分岐があります。

数時間後、私もこの困った顔になります。

 

今回はまったく緑を見ませんが、突然緑が視界に入ります。ブナとツツジの森です。ツツジの季節はヒルがいるんだろうなぁ。もう熊はでないと思いますがイノシシと出合ってもこまるので念のため熊鈴をつけます。熊鈴ってイノシシに効くんですかね?

 

ブナと地衣類と、フェイスブラシのようなコケ

 

11:35 円山木ノ頭(中峰 1360m)

 

踏ん張る木。下が空洞の根っこの上にふつうに地面があります。がんばってるなー

 

12:10-15 本間ノ頭(東峰 1345m) こんなに歩いているのに宮ケ瀬までまだ7.6km。いやになってベンチに寝そべり空を見上げます。この調子だと日暮れまでに下山できないかもしれないので、コケへのお触りは禁止としもくもくと歩くことを決心します。空が青いなー

 

猿の腰かけ、周辺に数脚見かけます。

 

景色は面白くはありませんが、ハシゴや橋がいくつかあり飽きません。

高畑山頂上手前で、頂上経由とまき道に分かれます。まき道は危険そうなので頂上経由を選択、地図にもビックリマークがついています。もう二度と来ないと思うので高畑山登頂は記念です。

 

14:30-35 高畑山(766m) もう月まで見えます。本当に急がないと暗くなってしまいます。行動食を食べ、ストックをしまい速足モードに切り替えます。といっても私の速足はたかが知れていますが。。 パトラッシュ、もう疲れたよ。。。といっても棄権・ギブアップできないところが他のスポーツと大きく違うところです。

 

森の中はもう薄暗くなってきました。焦ります。

15:00 宮ケ瀬まで1.9km地点 下界から清川防災センターの歳末防災のお知らせが聞こえます。内容は防災関連ですが、応援に聞こえます。それにしてもお腹がすいた~

15:35 ゴール 妖怪ポストかと思ったら登山届ポストでした。

車道にあるバス停案内矢印に進むと、左右に道が分かれます。左に行くと三叉路(さんさろ)バス停、右に行くと宮の平バス停です。山の中と違って、下界はまだ明るいですね。

15:51 三叉路バス停でバスに乗車 やっと座れました。上から見た宮ケ瀬湖をぼんやり眺めながら残りの行動食とお菓子をたいらげます。いつもなら温泉といきたいところですが、今お風呂に入ったら溺れそうです。別所温泉バス停に下車して清川村ふれあいセンターをマークしていましたが、降りる元気がありません。また飯山温泉もあります。飯山温泉は以前ハイキングした白山・順礼峠のスタート地点の近くです。一度座ったらもう立てないと思っていましたが、立たなければならない事態が起こります。

市内に入りバスに揺られてうつらうつらしていたら、突然ゴツンバリバリという音がバス左側面中ほどから聞こえました。バスはしばらく走って停車。「おケガはありませんか?」と運転手さん。運転手さんが急ブレーキをかけていたら立って乗車していた人はケガをしていたことでしょう。やさしく停車したのでケガをした人は誰もいませんでした。運転手さんの神対応のおかげです。左側に座っていたおばちゃんによると、よそ見をしていたタクシーが横に突っ込んできたそうです。代わりのバスが来る予定だが、いつ来るかわからないので急ぐ人は近くのバス停で違うバスに乗ってくださいとのこと。そんなこと言っても私動けません。しぶとくバスに残っていましたが、みんな下車してしまったのでしぶしぶ私も下車。バスの側面はめくれあがってました。次のバス停まで歩き別のバスに乗車。バスの運賃¥650-は払わなくてよかったのはラッキーでしたが、運転手さんには申し訳ないです。

シャリバテ(お腹が空きすぎで力がでない)でフラフラになりながら小田急線本厚木駅前の牛丼屋さんへ、もちろん大盛です。


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