令和初のゆる登山は雪の涸沢です。夏山に散財するためお泊り登山はしばらく自粛の予定でしたが、Facebookでフォローしている山小屋が続々と「営業開始しました!」という記事にもう我慢ができなくまりました。さわやか信州号バスの空き状況をチェックし、涸沢小屋さんへ電話「あさって混んでますか?」「いえ、それほど混んでないですよ」 決まった、涸沢だ。ちなみに令和初めてお話したのは涸沢小屋のお姉さんでした。
ゆる登山の私が登ることができる雪山は限られています。おととしは燕山荘ピークだったので今年は涸沢です。といっても涸沢は以前この時期に行ったことがあり、GW直後でさわやか信州号は乗客私のみで貸し切り状態、涸沢小屋は泊まり客3人でした。今年はどうでしょう?
⏰ 歩行時間:約6時間
⏰ 5:45 河童橋(1505m)🚻 ~ 6:25-30 明神館(1530m)🚻 ~ 7:10 徳澤(1562m)🚻 ~ 8:30-40 横尾(1620m)🚻 ~ 9:55-10:00 本谷橋(1780m) ~ 12:05 涸沢ヒュッテ(2309m)🚻
💰 🚌バス運賃 新宿西口→上高地バスターミナル¥8,200(Web予約で¥400引) 🏠涸沢小屋1泊2食付¥10,000-
さわやか信州号の新宿バスタ発はすでに満席でしたが、同じ時刻に臨時便が新宿西口からもでておりこちらを予約できました。涸沢ヒュッテのテラスでお話したお兄さんは新宿バスタ発のバスに乗りもちろんぎゅうぎゅうだったとのこと。私が乗車した新宿西口発のバスは乗車率は半分くらいで、私の横、後の席は空いていてのびのびくつろげました
5/3 22:25 新宿西口発 さわやか信州号¥8,200(Web予約で¥400引)
上高地
5:25 上高地バスターミナル着(1504m) アルピコさんが勢ぞろい。ぞくぞくとアルピコさんが集まります。
8カ月ぶりの上高地は、さぶいっ! ニット帽をかぶるほどではありませんが、ジャケットを着ました。この時期、帽子だけでもニット帽と夏用のつばのある帽子。手袋も夏用・冬用。いろいろかさばります。要領悪いのは私だけなのでしょうか、みんなどうしてるんだろう。
スタートするまでのまごまごタイムは、写真を撮ったりして長めです。河童橋近くのトイレ、はじめて入りましたがとてもきれいでした。
トイレの壁に向き合うおサルさん。子ザルの短い足がカワイイ。
親子も。獣臭がただよう河童橋周辺。
主役はおサルさんではなくて、もちろん穂高! 今日は天気がよくなりそうです。
5:45 河童橋(1505m)スタート
5:50 小梨平キャンプ場 さすがGW、多い。
朝日に向かって歩いていきます。まぶしい~
6:25-30 明神館(1530m) 知名度は穂高には劣るけれど、明神岳もカッコイイ
7:10 徳澤(1562m) 山にテント担ぐのはムリだけれど、ここだったら私もテント泊できるかも。
徳澤園のみちくさ食堂のトーストで朝食をとろうと思います。「おはようございまーす」
カウンター上にはドリンクメニューしかなく、食事はまだのようです。が、翌日間違いに気が付くのです。たぶんトーストはあった。いや。きっとあった。
8:30-40 横尾(1620m) 徳澤で朝食にありつけなかったので、持参した菓子パンやら行動食を食べます。
横尾大橋を渡って15分くらいしてアイゼン装着。登山道は細く、もれなく道を譲ります。すみませんね、のろまで。低山だとまわりと同じペースですが、さすが残雪期の北アルプス、強者ばかりでみんな歩くの早いです。
涸沢
9:55-10:00 本谷橋(1780m) あの赤と黄色のウェアは。。長野県警山岳遭難救助隊。川の上を歩かないように枝で道をふさぎ、上を歩くよう赤で印をつけていました。
↓レスキューレポート、読み応えあります。彼らに迷惑をかけないようにしなければ。
まるで代々木公園にでも散歩に行くようなカップル。涸沢といえども、天気が急変したら危ないのではないでしょうか。まわりはしっかり装備をしている人ばかりなのでかなり浮いています。
前穂が見えてきました。このあたりでは、開けていてどこを歩いてもいいので、私は道を譲る必要がありません。みんな勝手に追い抜いてー
以前来た時は前後誰もいない状態で少し不安、そして途中で疲れて横になってしまいました。今回は人がたくさんいるのでまわりにあわせてペースよく歩くことができます。
さっきのカップルの彼女は座り込んでしまいました。アイゼンなしのトレッキングシューズではキツイと思うなー
涸沢ヒュッテが見えてきました。着きそうでなかなかたどり着きません。
むむっ、あれは! 近づいてみましょう。
夏道にたっている標識でした。これ見るとホッとします。前回は途中で心が折れ、雪の上にしばらく大の字になっていましたが(これはこれで気持ちいいのだけど)、今回は私的にはサクサクこれました。体は老化の一途をたどっていますが、進化している私です。
12:05 涸沢ヒュッテ(2309m) まずは涸沢ヒュッテでお昼ごはんです。
涸沢ヒュッテの名物といえばもちろんこれ! おでん!! なぜちくわぶがない?
山友さんは4月27日28日とここ涸沢ヒュッテにブリザードの中来ているのですが、悪天候でヘリが飛ばす、おでんは大根とジャガイモだけだったそうです。
テラスで1人できていたお兄ちゃんとおしゃべり。テント+7kgのカメラ機材持ってきてるって! しかも明日の朝は北穂! すごーい!!
荷揚げではなさそうなので、パトロールかな? 上から見る穂高、サイコ―だろうなー
スキーヤーの滑走を遠目に見ながらおでん。が、涸沢ヒュッテ、すぐ横の上(何峰?)から滑る人が! 彼?彼女?のステージです。テラスにいたみんなが見ています。バランスを崩すとテラスの観客からは「あっ」「キャー」という悲鳴、ジャンプをして持ち直すと「おぉ~」。ヒュッテのすぐ横を下りていく時には拍手喝采! この拍手、聞こえて欲しい。
お兄ちゃんにサヨナラをして、本日のお宿、涸沢小屋へ。涸沢ヒュッテ、涸沢小屋は今までそれぞれ2回泊まったことがありますが、どちらも好きです。ヒュッテから見て、小屋はお隣さんといえども、私にははるか遠い。。。
涸沢小屋
ふうふう、やっと着きました、涸沢小屋(2350m)
受付をして今日の寝床へ。6人部屋を女性4人でゆったりと使いました。ザックは廊下の棚に置きます。
おやつは。。。小屋の名物モツ煮にしようかなー
ご飯前なのでモツ煮はやめて、揚げ餅ときな粉おはぎにしました(餅だってお腹にたまると思うが。。)。涸沢小屋カップがかわいい! いわかがみの他のお花もあるのかしら。コーヒー¥500- 揚げ持ち、おはぎ、各¥250-だったかなー
テラスでお話したおじちゃん「ここ(涸沢小屋)がゴールなの? 明日の朝ちょっと登ってみたら? 少し登るだけでも景色が違うよ」 うーん、私はここで大満足なんだけどなー
コーラが山仕様?
蔵書は多いですが、私好みの雑誌は少なかったです。本格的なのね。
ご飯まだかなー
17:00 夕食 豚肉でご飯が進みます。みんなは奥穂または北穂に登ったまたは登るんですって! さすが涸沢、レベルが高い! じゃあ私も、とは全く思いません。だってほぼ垂直じゃん、危ないよ。
夕焼けは焼けませんでした。
常念はほんのりピンク
夜は満点の星空でした。ヒュッテのテラスでご一緒したお兄ちゃんはさぞかし素晴らしい星空の写真が撮れたことでしょう。私のカメラでは星は撮れないので、代わりにテン場をパチリ。
カラフルな人魂が撮れました。
1泊2食付: ¥10,000-
食事時間: 夕食 17:00 18:00 朝食 5:30 6:00
消灯 : 21:00
携帯電波: auつながります(アンテナ2本)
携帯充電: 廊下にコンセントあります
トイレ : 洋式のバイオトイレ 便器の中で小と大を入れるところにわかれています。それほどにおいません。ペーパーは備え付けのボックスへ
お水 :売店の前の談話室?にタンクがあり、タダで汲めます。
明日、天気が良かったらほんの少しだけ登ってみようかな、どうしようかな。。。2日目へつづく
コメントを残す