寒い季節がくると丹沢に行きたくなります。昨年の12月はみやま山荘に泊まりましたが、今回は鍋焼きうどん経由尊仏山荘です。バカ尾根と言われている大倉尾根もどんなものか歩いてみたいし。そういえば、先々週のラジオ番組石丸謙二郎オーナーの「山カフェ」でも丹沢特集でしたっけ。
6:48 小田急線渋沢駅 改札口でて右(北口)、階段をおりて2番バス乗り場で大倉行きに乗車。
7:02 大倉バス停到着 やっと日がのぼってきました。天気がこのままよく、夜は星が見られるといいなー
7:10 大倉バス停出発 トイレなどまごまごタイムをとり出発ですここで鍋割山方面へ曲がります。えっ、大倉尾根(バカ尾根)登るんじゃなかったの? 歩きたいとは言いましたが、誰も登るとは言っていません。そんな大変な尾根を私が今日中に登れるとは思えないし、登れたとしても黒戸尾根のようなのはもうヤダ。
歩きやすいのですが、退屈な林道をもくもくと歩きます。雪の3月に山友さんと日帰りで鍋割山の鍋焼きうどんを食べに来た時は、寄から入り、この林道をくだりました。おしゃべりしながらでも長いな~と思った林道、一人だとなおさら長く感じます。
8:20 二股 確かペットボトルに入った水を運ぶのはここからではなかったでしたっけ? 見当たらないので休憩中の女性に聞いたところ「まだまだ先よ」
8:50 ミズヒ沢渡渉点 ここに鍋割山荘にお届けするペットボトルがありました。もちろん強制ではないのですが、運ばないと申し訳ないような気がして微力ながらも1本ザックに入れました。
急な階段・坂が続きます。よく前回は雪の中をアイゼンで下ったなぁ、と懐かしむ私です。
前を歩くお兄さんも、急な坂にため息ついています(多分、私の勝手な想像)。
塔ノ岳と、そのてっぺんに写真ではわかりませんが、本日宿泊予定の尊仏山荘が見えます。
鍋割山荘の鍋焼きうどん
10:35 鍋割山・鍋割山荘到着準備中の貼り紙があったのでウロウロしていると、「前は10:30から営業していたけれど遅くなったのかなー」と他の人。
鍋焼きうどん以外にもいろいろメニューあるんですね。
富士山はちょうど雲に隠れていますが、南アルプスはバッチリ見えます。
景色を楽しんだりして戻ると、山荘はオープンしていました。まずはお運びしたお水を山荘内の所定の場所に置きます。奥のカウンターで注文することは知っていたので、おじさんの後に続きカウンターへ。すると「こっち来る前に、説明読め!」といきなり注意されてしまいました。柱に注文の仕方の貼り紙が貼ってあります。その通りにカウンターの注文用紙に名前(カタカナ)と個数を書きます。今日は平日で小屋番さん一人で注文をとる人がいないから、このようなシステムになっているのかもしれません。小屋内には注文済のご夫婦が無言でじっと待っています。この後来た人も「読めって言ってるだろ!」と言われてました。なに、このピリピリ感。野戦病院の待合室のようで、逆に笑っちゃいそう。
そんな思いをしてありつけるありがたい鍋焼きうどんでございます。寒い中でいただく鍋焼きうどん、サイコ―です。キノコだけでもしいたけ、えのきだけ、しめじ。他にも具だくさんで山小屋で1000円は安い。汁までしっかり完食しました。食べたあとは、野戦病院、、いや山荘内のカウンターへ戻します。中にはクリスマスツリーが飾ってありました。なぜか壁には「撮影禁止」の標識があります。このことを後ほど泊まる尊仏山荘で他の人に言うと「汚いからじゃないの?」 否定はしません。
11:15 出発 あとは尊仏山荘に行ってゴロゴロするだけなので、お得意のノロノロで歩きます。
途中テントがありました。丹沢ってテント張れるんでしたっけ?
ちょっと下る箇所もありますが、基本塔ノ岳までは登りです。
12:25 金冷し ここから坂がきつくなります。
12:50 塔ノ岳・尊仏山荘到着 鍋割山までは天気がよかったのに、今日もガスガスでファイナルファンタジーです。私ってガス女なのでしょうか? 今年はこんな景色ばかりです。
尊仏山荘
いま下りれば、泊まらなくてすむ時間です。今夜は星も見えなさそうですし、宿泊代の¥6,500節約できます。うーん、どうしよう。小屋に入るとストーブがついていて暖かく、外に出たくなくなってしまいました。予約もしていますし。
本日の泊まり客は3人。女子は私一人で、引き戸のある個室を使わせてもらいました。写真は相部屋です。
他の方たちと飲んでいると、だいぶ先輩のご婦人がコーヒーを飲みに小屋に入ってきました。このご婦人、①月に一度登っている ②登り・表尾根→下り・大倉尾根 ③時間が遅くても大丈夫 という特徴。そう、私、この方に昨年の年末会っています! 「大倉は遅くまでバスがあるから少し暗くても平気なの」と言っていたあの方です。 私「昨年27か28日に会ってると思うんです」 ご婦人「私、認知症がはじまってるみたいで」 まぁ私に特徴がないから忘れられているだけかと思いますが。。。
日が暮れるとともに晴れてきました。都心から近いところにこんなところがあるなんて。
16:30 今日もお疲れさまでした。
またストーブの前で飲む私たち。左に食堂があるようですが、4人しかいないので、このストーブの前のスペースにあるテーブルで富士山を見ながら食事をとりました。
17:00 夕食 シンプルなカレー。お肉は入っていませんが、野菜、特にニンジンごろごろ、豆も入っています。これはおいしい。おとなりさんのみやま山荘のような豪華さはありませんが、山小屋らしくていいですね。
尊仏山荘の名物は関東平野の夜景です。神奈川県はもちろん、東京、埼玉まで見ることができます。反対側には富士山の麓の御殿場市の夜景も。
夕食後は山小屋のご主人もおしゃべりに加わり、ご主人ならではの山話をたっぷり聞くことができとても楽しかったです。泊まってよかった!
20:00 消灯zzz
1泊2食:¥6,500-
水:水はないので買うか、300m下の水場へ
電波:au アンテナ1本2本なのでつながったりつながらなかったり
トイレ:洋式水洗(水は茶色) ペーパーは備え付けの箱へ ちょっと臭います
夕食:17:00 朝食:6:00
就寝:20:00