憧れのスイス! Zermatt 2日目 ツェルマット~ツムット~ヘルンリ小屋

おはようございます。朝5:00、なかなか外が明るくならないので天気が悪いのかと思ってしまいました。6:00ころやっとお日様が顔をだします。いよいよ今日はヘルンリ小屋を目指します!

 

⏰ 歩行時間:約6時間

⏰ 8:15 ツェルマット(1620m)🚻 ~9:40-45 ツムット🚻 ~ 10:30Hermetje🚻 ~ 12:15-30 シュヴァルツゼー(2583m)🚻 ~ 14:45 ヘルンリ小屋(3260m)🚻

💰 🏠ヘルンリ小屋1泊2食付CHF150+宿泊税CHF3(約¥16,900)


7:00 朝食 ホテルのレストランは5割中国、3割韓国からの観光客で埋まりました。

 

朝食はビュッフェスタイルで、生野菜やフルーツもあります。チーズも数種類あり。昼食はたいしたものを食べない予定なので、おかわり2回しお腹を満たします。カマンベールチーズはスライスではなく、もう塊でいただきました。チーズ食べ放題、サイコー。これでワインがあったらなぁ。

 

8:15 出発 チェックアウトが混雑していて予定より出発が15分遅くなってしまいました。まずロープウェイ乗り場を目指し、その下に流れる川を渡り反対側へ。町中から標識がヘルンリ小屋(Hörnlihütte)方向を示してくれます。ロープウェイでシュバルツゼーまであがれば、ヘルンリ小屋までは徒歩2:30ほどです。

朝起きて町中から山が見えるなんてうらやましい! そういう意味では松本市民や富山市民もうらやましい!

 

天気最高! 雲ひとつありません。連日雨だった先週の北海道とはえらい違いです。それにしても暑い~

 

川を渡ってマッターホルンの方向へ歩いていると、まだ町のはずれだというのにヤギの群れ。

 

お花たくさん。

 

もうすっかり山道かと思いましたが、農業用の車両も通ります。

 

日本でも登山口に着くまでが大変なんだよなーといつも思っていますが、この木像が登山口とするならば、家からここまで45時間! 一歩一歩味わって歩こう。

Zmutt(ツムット)

ツムット村入口 日陰で休んでいるご夫婦(日本人)とおしゃべり。今日はシュヴァルツゼーのホテルに泊まるんだとか、あらステキ! 行程を聞くとなんとなーく似ていて、どうやら翌々日はフルアルプ小屋に泊まるんだそう。またお会いしましょう!

 

まだ月がでています。

 

牧草地、水やり中。

 

9:40 Zmutt(ツムット 1936m) 村の中心にはレストランもあります。ほのぼのとしてとってもいい雰囲気の村です。

 

川を渡って、ツムット村を見ながらFuri(フーリ)の方向へ。

フーリへ向かう途中にシュバルツゼー・ヘルンリ小屋方面への道へまがります。

 

10:30 Hermetje(読めない。。) ゆるゆる登っていくと、日本でいう茶屋らしきカフェがありました。朝出発したツェルマットがあんなに下にあります。いつのまにかけっこう登ったようです。

 

旅人を見守るという点ではお地蔵さん?

 

ところどころにベンチもあります。

 

シラタマソウ。咲くのはこれから。

 

シュバルツゼーまではロープウェイの近くを歩きます。

 

花道

なのですが、近づいてよく見るとお花は終わりかけています。お花を見るならもう少し早い時期の方がよいのかな?

Schwarzsee(シュバルツゼー)

シュバルツゼーの建物が見えてきました。

 

12:15-30 Schwarzsee(シュバルツゼー 2583m)到着 暑いのでホテルの陰でおせんべいなどをかじって昼食。案内標識にはヘルンリ小屋まで2:10となっているけれど、地球の歩き方には2:30となっています。私はノロマだから3時間くらいかなー

 

登山道が見えます。

 

シュバルツゼー(2552m) 湖に入っている人も。気持ちよさそう~ 今の私には礼拝堂まで行く元気はありません。

 

湖を過ぎて少しすると急登がはじまります。前を歩く人があんなに上に。

 

鮮やかな青! かわいい!

こちらは黄色とのコラボ。

なんだか上の方から懐かしいアクセントが。。。と思ったら、関西弁のおばちゃん達がにぎやかに下りてきました。なごむわ~

 

スキーリフト駅には日陰をもとめて羊がたまっていました。その毛皮じゃ暑いよねぇ。

 

しっかりした足場。この他にヘルンリ小屋までは鎖場もありますが、たいしたことはありません。

途中下りてくる日本人3人組に会いました。ん?ピッケルを持っているということは? 「もしかしてテッペンまで登られたんですか?!」 「いや、時間不足、とうか体力不足で。。避難小屋まで行って諦めました」 そ、そうですか。。ここまで来たということは準備もかなりされたんでしょうね。残念ですがお疲れさまでした。

 

氷河もすぐそこ。

 

しばらくは平坦な道が続きます。

 

わっ、毛玉!と思ったら、ワンコちゃんが抜いていきました。

 

途中、明日泊まるシェーンビール小屋方向を示す案内標識がありました。

 

やっとヘルンリ小屋が見えました(写真中央)。まだあんなに登るの? 力が抜けていきます。

 

荷揚げしてる。。。私も揚げてほしい。。。

 

再び急登で歩いては休み、歩いては休み。。。休んでいるとおじちゃんが「上に泊まるの? なら急ぐことないでしょ。ゆっくり行きなよ(英語)」 そうですね、日暮れは夜の8時すぎだし。休んでいると多くの人が声をかけてくれるという利点があります。いろんな英語があるんだなぁ、私も相当ひどい英語だけど。のろのろ登っていたら、先ほど抜かしていったワンコちゃんたちが下りてきました。ワンコちゃんをがしがしなでさせてもらって元気をもらいました。さあ、もう少し!

14:45 ヘルンリ小屋(3260m)到着 休み休み登りましたがここまで2時間15分、それほどノロマではありませんでした。


Hörnlihütte(ヘルンリ小屋)

ついにようやく着きました、ヘルンリ小屋(ヘルンリではなく、ホーンリと発音すると伝わりやすいです。だれだよ、最初にヘルンリとカタカナ表記したやつ) 予約時には「私が泊まることで、本気で登りたい人のチャンスを奪うことにならないか」とも考えましたが、ノープロブレム! ヘルンリ小屋がピークの人、少数派ですけれどいました。予約サイトには、お子様料金の表示がありましたし、わんちゃん連れは個室でお願いとうことも書いてあったので、誰でもウェルカムのようです。お値段は約¥16,900-と高めですが、場所と施設を見れば、仕方がないのかなぁと割り切れる内容です。2015年にリニューアルオープンする前は、もう少し控えめの値段だったようです。

受付では日本人のおじちゃんが予約したのに記録がなくお困りの様子。日本語がまったくできないので、私を巻き込みたいようですが。届いた確認メールも見ることができず、その予約自体も友人がしてくれたそうで。すでに料金は支払済でクレジットカードの明細はもっていましたが日本語だしね。すまぬ、私では力になれません。私は直でヘルンリ小屋に予約し、代金は現地払いです。おじちゃんはどこから予約したのだろう?

今日の寝床は6人部屋です。私と4人のお兄ちゃんたちでした。ガタイがいいので当然テッペンまで登るのかと思いきや登らないとのこと。どうやらこの部屋は、朝遅い人の部屋のようです。

ベッドの幅は少し狭めですが、とっても清潔で山小屋とは思えません。因みに、お兄ちゃんたちには小さいのか足がはみだしていました。

 

トイレも下界のものとほぼ同じ。水もしっかり流れます。

コイン式のシャワーまであります。

 

こちらは。。。談話室でもなく、なんだろう? 書斎?

 

乾燥室兼荷物置き場。クライマーさんたちは部屋を空けた後、ここに荷物を置いてマッターホルンへアタックをするようです。

そしてビックリ、ヘルンリ小屋には普通にゴミ箱があるのです! 助かります。

 

喫茶メニュー ソフトドリンク(1番上)とビール(3番目)とホームメードアイスティ(5番目)が一緒の値段かぁ。そしたらビールよね。水1.5ℓ(2番目)はCHF10だからなんと1000円以上! 高い!! Leckerはドイツ語で「おいしい」だから、一番下は「おいしいケーキ」でいいのかな?

 

ビールのレモネード割り、ラドラーをぐびぐび。からっからの喉が潤います。

 

先ほどのおじちゃん(予約はとれていたらしい)とおじさま(日本人)が加わり、席を移動し景色をみながらおしゃべり。おじさま曰く、氷河を下にたどって、灰色と濃い緑の境目辺りにフルアルプ小屋があるんじゃないかとのこと。ほうほう、私の歩くコースもふむふむ、なるほど。写真に写っているコースはマウンテンバイク用の幅広の道で、多くのハイキングコースはその近くを通っています。この写真にはモンテローザエリアは写っていませんが、モンテローザ小屋もここヘルンリ小屋から見えます。

「三重総体」と左胸に書いてある鮮やかな水色のシャツ(背中には日本語が細かくごにょごにょ書いてある)を着たおじさまは、前日テストも兼ねてガイドさんとブライトホルンに登ったらしい。1週間ツェルマットに部屋を借りていて、天候を見て今日ヘルンリ小屋まであがってきたそうです。明日はガイドさん(ブライトホルンとは別の人)と登るとのこと。この人はテッペンまで行くだろうなー おじちゃんは。。。大丈夫かね?

 

19:00 夕食 おじちゃんが席を取っていてくれました。写真を撮り忘れてしまいましたが、最初にチーズ団子の入った味の濃いコンソメスープのようなもの。次にお肉とマッシュポテトとグリーンピースのワンプレートディッシュ。これ、ガイドブックに載ってた氷河特急の食事にそっくり(グリーンピースの代わりにインゲン)。しょっぱいなーと思っていたら、他の人もSaltyと言っていたので塩が強めのようです。

食べている時に、おじさまのガイドさんがきて「はじめまして。あとで打ち合わせをしよう」と言って自分のテーブルへ戻っていきました。これがガイドさんとのファーストコンタクトなのね。なんか、貴重な瞬間を見れた気分です。因みにガイド料はCFH1200(13万円ちょい)だそうです。

 

スターターのスープ→メインディッシュ→デザートとちゃんとでてきます。一応コース料理です。こちらはデザートのチーズケーキ、うま~ 日本ですと、食事の際にはタダで水かお茶がでますが、ここでは各自用意しなければなりません。

おじちゃんは食事前に、同じテーブルにいたアメリカの青年(話を聞いていると25歳くらいか)がガイドなしでソロだという事をなんとかつきとめ、私に「一緒に登ろう」と言って欲しいとのこと。えー、このお兄ちゃんにおじちゃんの世話をさせるの? ストレートには言わず、今日はどんな感じだったかとか聞いていると、彼はどうやらもう登ってきたらしい。朝寝坊してみんなより遅れてスタート。登りはよかったが下りで迷ってしまって遅くなり17:00過ぎに下りてきたので(普通はお昼~遅くても15:00には下りてくる)、もう一泊ヘルンリ小屋に泊まるんだそう。そのことをおじちゃんに言うと、おじちゃんとっても残念そう。青年は「一人で行くなら、みんなのすぐ後をついていって。迷うから」とアドバイス。おじちゃんにへぼ通訳するとおじちゃん「大丈夫。あとや目印があるんだし」。はい、このようにおじちゃんは申しております。青年「ダメだよ。岩に足跡はつかないし、目印だってそう多くないんだから」 おじちゃん「大丈夫だよー、ははは」気楽なものです。

この日は、食事の席もベッドも空いていたのでそれほど宿は混んではいませんでした。おじさま曰く「いい天気が続いているから、登る人が分散されてるんじゃないかな」ということでした。そうよね、世界のマッターホルンの小屋だもの、普段は混んで当然よね。

食堂の出入り口に明日出発するクライマーさん達用のアツアツのお茶が入ったタンクが置かれ、みんな勝手に汲んでいました。私もまぎれてペットボトルへ。熱すぎてペットボトルが耐えられるか不安に思いながらじょぼじょぼ。

 

1泊2食付 CHF150(約¥16,500)うちCHF50は予約時にデポジットとしてカードで支払済+宿泊税CHF3

夕食 19:00   朝食 7:00(クライマーさん達は3:30)

トイレ 下界と変わらない水洗トイレ

充電 食堂入り口付近のコンセントで可

消灯 ?

 

私は山小屋の習慣で21:00頃にはベットへ。消灯時間はないのかな。部屋の外はまだガヤガヤしていました。3日目へつづく


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