紅葉の名剣温泉 1日目 アルペンチーズケーキ~トロッコ電車~名剣温泉♨

「自分ばかりいろんなところへ行ってずるい、温泉かどこか連れてって」と母からリクエストがありましたので、一緒に温泉に行くことにしました。夏に室堂~欅平を縦走後にもう一泊で名剣温泉を予約しようとしましたが、おひとり様は断られてしまいました(直前で空いていたらOK)。それなら「どこかに連れてって」という母親と泊まればいいじゃん?ということで、下山後に予約。その時点ですでに紅葉に一番よい時期は予約でうまっていました。みんな早いですね。ちょっと紅葉には遅めですが、まだ残っていたらいいなぁと望みをかけて名剣温泉へ。


大宮駅の北陸新幹線ホームで母親と待ち合わせ。の前にecuteで食料調達。都会の駅にはたくさんお店があるんだねぇ

9:05 大宮発はくたか555号 トクだ値30%OFFで1人¥7,930- お母さん、久しぶり~ ではさっそく朝ごはん 母は鮭が好きなので鮭おにぎり¥200-、チーズ好きな私は明太チーズおにぎり¥240- メルヘンのフルーツサンドイッチ¥648! サンドイッチが¥648! 社食の高いほうの定食が2回食べられるよ。

11:12 黒部宇奈月温泉駅着 徒歩2分ほどの新黒部駅へ

11:50 新黒部駅発 ICカードは「えこまいか」のみ、PASMOやSuicaは使えません。新黒部~宇奈月温泉駅は片道¥640-ですが、往復切符は¥1,200-です。

12:18 宇奈月温泉駅着

駅の階段を下りたところにオシャレなお店があります。夏に来たとき気がつきませんでした。あの時は命からがらでしたから。

幻のアルペンチーズケーキ

アルペンチーズケーキ、なんか聞いたことある。。。 時間あるので暇つぶしに入ることにしました。並んでいるチーズケーキ、これ何かで見たことある、話題になったケーキじゃなかったっけ?

店内はカウンター席、外に線路ビューのテーブル席。

 

溶けないようにカバー付きで提供されます。四角錐にとんがってつくるのって難しいんじゃ? スプーンがシャベル、水平歩道を掘るイメージですかね。下の黒い板はクッキーではなく石です。

溶けてしまうから10分以内に食べなければいけないんですって。ケースをとって、よーいドン! ベリーソースをかけてどかーん噴火じゃー このソースとてもおいしい。確かに口の中でふわっと溶けていきますが、外気温が低いせいか10分たってもお皿の上のチーズケーキは溶けませんでした。幻のアルペンチーズケーキ、おいしいのですが、母「こっちの普通のケーキのほうがおいしいわ」 同意。これだからダ埼玉の田舎者は。。。 幻のチーズケーキ・コーヒーセット¥860- アルペンチーズケーキ・コーヒーセット¥540-

 

トロッコ電車の宇奈月駅 紅葉きれいじゃん!下はね。上は終わっちゃってるかな? 寒いので窓付きに乗りたいのですが(私ひとりならもちろん窓なし)、次のトロッコは窓付のリラックス客車はないとのことで、次の次まで時間をつぶします。

 

駅のお土産屋さんを見ても時間があまり、駅前にある黒部川電気記念館に来ました。夏に歩いたルートもよくわかります。他にも山をやっている人なら楽しめる展示あり。

山をやっていない母にはただの待合室。トロッコ電車発車の電光掲示板があります。

黒部トロッコ電車

14:14 出発 山彦橋にいる人たちに手を振る母。よく見えるなぁ

もう最終電車なので上に宿泊する人くらいしか乗車していません。この車両は私たちの貸切状態です。

 

基本どんより曇り、たまに小雨が降ったりという天気。翌日晴れで撮った写真よりも紅葉が深い色に撮れています。登山ではもちろん晴れがよいのですが、観光ではどんよりも悪くない。

 

紅に染まる山はもちろんよいのですが、緑の中に黄色がぽこぽこ刺繍のようになっているのも好き。

 

いつもは嫌いなガスもいいかんじ。下りてくるトロッコ電車はぎゅうぎゅうに混雑しています。

 

15:36 欅平駅着 登山靴洗い場発見。夏の下山時は靴の汚れなんてどうでもよいほどヘトヘトだったので気がつきませんでした。ビジターセンターではなく、駅の横にあります。

登山口はビジターセンターの横

 

上もキレイに紅葉していました。。欅平駅は標高599m、東京の高尾山と一緒です。高尾山の紅葉は11月下旬~12月上旬なのにさすが北陸、紅葉が早い。夏は富山市は熊谷市にせまる暑さなのにね。

 

散策しながら名剣温泉へ

欅平駅から名剣温泉まで10分ちょっとです。


名剣温泉♨

お宿が見えてきました。母「坂が。。。坂がきつい。。。」 坂? どこに坂?! 坂というほどではありません。

 

到着 おなじみの「日本秘湯を守る会」の目印です。

ウェルカムドリンク。カップがかわいい。スリッパには名前を書いたシールを貼り、他の人のスリッパと区別できるようにします。

 

一番よいお部屋とのことです。テレビはありません。冷蔵庫にはおいしい水がスタンバイ。

 

井波の欄間がすばらしい

床の間には小石が敷き詰められています。「あら、この鏡台いいやつじゃない?」と母。左奥がトイレ、広い。

 

窓の外を眺めながらゆっくりしたいところですが、窓近くは寒くていられません。

 

フェイスタオルは丁子染、よくわかりませんがよいタオルみたい。

 

寒いので温泉につかりに内湯。湯船は4人ほどが入れる大きさ。もちろん源泉かけ流し(加水あり)。私が「熱いっ、熱い」と言っていると、おばちゃんが「貸切風呂はもっと熱くて入れなかったのよ。水足すにも寒くて待っていられなくて浸からずにでてきちゃった」

 

17:30 お楽しみの夕食 山ぶどうの食前酒 お刺身はカガミダイとアオリイカと、ヅラハギだったかな? 山の中ですがさすが富山、新鮮です。

 

前菜 右からこごみの生ハム巻、こごみがこのような装いで出てくるなんて。真ん中は胡麻豆腐、胡麻の風味がしっかり、上にはむかごがちょこんとのっています。左は焼き茄子の上にふきみそ。

左は酢の物のカテゴリーなのか、そうめんかぼちゃ、あっさりしていて上品です。右はヤマウドの煮物。

 

天ぷら 白エビを筆頭に、むかご、みょうが、おくら、山芋、まいたけ

山のお宿の定番、岩魚。ほじるように食べる母。頭も食べてあげて、それでは岩魚が成仏できません。

 

海の幸だけでなく富山はお肉までおいしいのか、こりゃまいったね。

 

山菜のグラタン、そうきたか

お吸物のお椀からは白エビの視線を感じます。最初から最後までとってもとってもおいしかった! ここの料理人は一体何者なんだ?

 

おっと、デザートがありました。若女将が作ったのだそう。おいしいねぇ

食後のコーヒー。ほら、またカップが洒落ています。ダサい私が言うのもなんですが、カップだけではなく料理を彩るお皿、そして飾り葉もセンスがいい。あえて言うなら、これだけの料理を出すのだから説明だけではなくお品書きが欲しい。

 

貸切露天風呂はチェックイン時に予約。湯船は内湯より少し広い。先達が調整してくれたのか、よい湯加減です。

 

貸切風呂は露天風呂に行く途中にあります。露天風呂をのぞくと誰も入っていないので、ゆっくり入りました。暗いのでもちろん景色は見えませんが、ランプの灯りで雰囲気はあります。写真↓のつきあたりに露天風呂はあります。この通路も露天風呂も崖っぷちにあります。

 

早々に就寝。母「何の音かしら?」 ぎくっぅ 母「川の音? あっそう」 口コミに川の音がうるさいとあったので、耳栓をお持ちしました。ガサガサしているともう高いびきが聞こえてきました。よかった。川の音の間から人の声が外からします。この寒い中なにやってるんだ? 2日目へつづく


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です