おはようございます。ずっと雨風と川の音がひどく、夜中何度か起きました。でも天気予報はくもり、希望を持ってまずは朝風呂。洗い場のお湯はあっつい! おばちゃんたちも熱い熱いと言っていました。
⏰ 歩行時間:約5時間40分
⏰ 8:00 松楓荘🚻 ~ 8:15 三ツ石山登山口(875m)🚻 ~ 10:20-55 三ツ石山荘(1281m)🚻 ~ 11:35-40 三ツ石山山頂直下 ~ 12:15 三ツ石山荘🚻 ~ 14:15 三ツ石山登山口 ~ 14:25 峡雲荘🚻
💰 🚅新幹線料金 盛岡駅→大宮駅¥7,020-(50%引) 🚌バス運賃 松楓荘口バス停→盛岡駅¥1,040-
7:15 朝食 本来は7:30からの朝食ですが、前日に「山登りに行くので」と少し早めにお願いし対応していただきました。小鉢がおいしいく、ゆっくりしたくなってしまいます。
雨はやむ気配がまったくありません。夕食時は浴衣で気が付きませんでしたが、泊まり客は全員山人でした。お姐様が「秋田駒のがマシそうだから行こうと思うのだけど、一緒に行く?」と誘ってくれましたが、秋田駒ケ岳は乳頭温泉とセットで行きたいからなぁ。昨日避難小屋泊を急遽松楓荘に変更したご夫婦は、松川登山口からピストンにするらしい。うーん、どうしよう。
8:00 松楓荘出発 せっかく朝食を早くに用意してくれたのにモタモタしていたら8時になってしまいました。ニャンズに会えなかったのが心残りです。
当初の予定では、峡雲荘近くの源太ヶ岳登山口から入って、源太ヶ岳→三ツ石山→三ツ石山松川登山口に下りてくる予定でしたが、ただでさえ私の足ではバスの時間にギリギリなのに、この天気だと下りてこられなさそうです。なので三ツ石山松川登山口ピストンコースにしました。それに紅葉してないしさ。
駐車場のトイレは立派です(中は見ていませんが)。
地熱発電
8:15 三ツ石山登山口(875m)
登山口からは階段が長く続きます。
階段が終わると、なんて歩きやすい道でしょう。
私の秋1号
先ほどの「歩きやすい道」は撤回します。
下りてきた人に上の様子を聞いてみると、風が強くて登頂は諦めたとのこと。むむぅ
ミヤマキシミ
木道のおかげで水たまりを避けることができます。
前言撤回 水が木道の上を渡っています。
ガマズミ
木道の脇にエゾリンドウ この季節にお花を見つけるとうれしい。
三ツ石山荘が見えてきました。
10:20-55 三ツ石山荘(1281m) 避難小屋ですが2階建てで内部はとてもきれいです。ついてはいませんがストーブもありました。中には風がやむのを待つ人でいっぱいです。行動食を食べながら、風なかなかやまないなー
みんな頂上へむかって出ていってしまいました。。。外は風がうなっています。うーん、行っとく?
山荘前は湿原ではなく、もうほぼ池になっています。
森の中ではないので風がもろに受け、ザックカバーが音をたてています。
これを紅葉と言うことができるのでしょうか。
ガスの向こうの三ツ石山山頂は要塞のようです。下りてきた人に聞いてみると、登頂した人断念した人は半々です。撤退した人がいるならもちろんレベルの低い私も撤退でしょうね。
11:35-40 三ツ石山山頂直下 頂上まであとちょっと、3~4分風に耐えてへばりつきながら歩けば登頂できそうです。が、私の目的は紅葉を見ることであってピークハントではありません。ここで登ってしまうともう二度と三ツ石山に来ないような気がします。。。撤収! 再来年くらいにまた来まーす! 因みにログでは私は登頂したことになっています。
12:15 再び三ツ石山荘(1281m) 避難小屋でおやつ休憩にしようと思っていましたが、LIVINGなんとかというピンクとブルーの腕章をつけた人たちに占拠されていたのでやめました。山頂から下りてくる途中ではお仲間のオレンジ腕章の人たち20人ほどに道を譲りましたが、あいさつをしてくれた人はその中のおばちゃん一人だけ。お客さんはよいとしても、まるで私が待っているのを当たり前のようにするガイドだかリーダー、一言何か言ってくれてもいいのでは?(後ろに何人続きますとか)
朝登ってきた道をもくもくと下山
階段ということは登山口まであとちょっと
14:15 三ツ石山登山口(875m) 朝、ここから登りました。右の建物は松川荘です。
地熱発電所を通って
峡雲荘♨
14:25 峡雲荘 写真は正面から撮っていますが、発電所から歩くと峡雲荘建物の裏側に着きます。立派な建物なのでシャワーがあると期待します。松楓荘でいただいた入湯手形という券で無料で入ることができました。
山人や通は松楓荘ですが、一般観光客はこちらのほうがこぎれいでいいかもしれません。
昔のスキー道具は松楓荘にも飾ってありましたが、周りの古さになじんでしまっていてスルーしていました。
お風呂にシャワーはありませんでした。松川温泉の硫化水素成分が金属を腐食させるため、3軒ともシャワーはないようです。シャワーの代わりに大きな桶からお湯を汲んで洗って流すスタイルです。ドライヤーはフロントで借りることができます。
脱衣所がなんだか騒がしい。パンツだけ履いた若い女が倒れかけていて、おばちゃんが支えています。おばちゃんたちは大騒ぎ。「湯あたりか貧血だろうから、座らせて水でも飲ませておけば」という私の意見は聞きいられず、救急車だ、こんな田舎には救急車は時間がかかる、とりあえず宿の人に連絡とか言っています。アホらしい。
私がお湯に浸かっている間、宿の人がバスタオルをひいて座らせ、水を飲ませていたようです。
私がお風呂から上がるとその女はケロリンパ。でしょ? 私、言ったじゃん。人生経験豊富なおばちゃんたちがあんなにあたふたするなんて。私もお風呂上りに目まいがして立っていられなくなることはありますが、数秒前に予兆がきておとなしく座っていると治りますもん。お風呂前にお水を飲むことを忘れてはいけません。
心配したダンナが来て、女湯の扉をあけたままで話す夫婦。バカ女は服を着ているのだから外に出て話せばいいものを、私、外から丸見えなんですけど。視界には入っていないでしょうけど、「すみません、閉めてもらえますかっ」と言って、頭がお花畑のバカップルに水を差してやりました。私っていじわる~
そして松楓荘へ。宿の位置関係を勘違いし、松楓荘が登山口から遠いとは思っていなかったのでキャリーケースで来ていました。軽くして登ろうという考えがアダとなりました。バカはこうやって時間をムダにします。
バス停の前を通る時、登山姿のおばちゃんたちが「もうすぐバス来るわよ」と声をかけてくれました。え、こんな時間にバスあったっけ? 私は路線バスしか調べていなかったのですが、八幡平自然散策バスというものがあったのです。もうこの時間のバスには乗れません。自分のアホさ加減に嫌気ささす私。が、このアホさが奇跡を起こします。
再び松楓荘。昨日も今朝もまったく気がつきませんでしたが、神秘的な青い池が宿の近くにありました。余裕がないといろいろ見逃しているようです。
私「すみません、預かっていただいた荷物とりにきました」 「あ、ぐれぶさん? ネコのおやつありがとうございます」と若女将?が黒猫と一緒にでてきました。ニャー、会えたー! ここには黒猫の親子がいてお母さんネコを触らせてもらいました。黒猫ちゃんだなんて、ご利益がありそうです。写真はお嬢さん、高貴なオーラがあります。
「バスまで時間があるからお風呂入っていったら?」 さっき峡雲荘で入ったばかりですが、ここでも浸かる私。いい温泉は何度入ってもいいですねー
私「峡雲荘に秘湯の会のちょうちんがあったのですが、こっちの方が秘湯感あふれてますよね」 若女将「以前はここもそうだったんですけどね」 秘湯の会に入るにはきっと多額の支払があるのでは。あのちょうちんがなくてもよい温泉はよいのだ。百名山じゃなくてもよい山がたくさんあるように。
16:21 松楓荘口バス停
18:14 盛岡駅 ¥1,040-
まずはおみやげ。定番ですが巌手屋の南部せんべいとかもめの玉子。これ大好きです。かもめの玉子は限定で栗かもめがありました。
南部鉄器っていいですよね。あの急須で沸かしたお湯でお茶をいれたらおいしいそう。でも高い。。。ので手ぬぐいを買いました。ついでに右下の「雨ニモマケズ」手ぬぐいも購入。私の山小屋手ぬぐいコレクションに番外編で追加されました。各¥990-
新幹線の時間までゆっくりするとしますか。
南部ビストロ うんめのす
昨日のじゃじゃ麺・白龍さんのお向かいさんです。「うんのめす」とは地元の言葉で「おいしい」を意味するそうです。祖母は岩手の人でしたが言っていたのかなー 南部ビストロというだけあって岩手の郷土料理を期待していたのですが、それほどではありませんでした。
そのかわり東北の日本酒は充実しています。
が、私は外では日本酒を飲まないことにしていますので、あらごしリンゴ¥450-をロックで。えんがわユッケ¥550- サバのディップ¥380-
やっぱり飲みたい。。。我慢できなくなり岩手のお酒・南部美人¥320。ラベルはずいぶんとこじゃれています。塩唐揚げ¥500-
ここから新幹線ホームまで5分ほどですが、酔っ払いなので30分前に出発。ふわふわしながら改札へ。
ホームにはザックを背負ったおじさん2人、しかも1人はスーツに革靴です。ついでに登山をしたか、ついでに仕事をしたのか。私「どちら登ったんですか」 「源太ヶ岳」 私「源太ヶ岳経由で三ツ石山の予定だったんですけど、あきらめて三ツ石ピストンにしたんですよ。」 「それで正解。もう風が強くて源太ヶ岳で撤退したんだよ。寒くて寒くて。でも松川温泉よかったよね」 うんうん、温泉よかった!
19:50 盛岡駅発 はやぶさでビューン ¥7,020-
紅葉は残念でしたが、温泉は最高、食事もおいしく、ネコ様にも会えたし、よいゆる登山旅でした。次回のリベンジは観光は小岩井農場で、三ツ石山は網張温泉から登ろうかなどと考えながら大宮へ。
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