私の縦走用のザックはカリマーのリッジ40L。なぜこれを選んだのか、登山靴ローバーのタホーのようにビビビときたわけではありません。当時は山の林家パー子を目指そうと思っていたこともあり、ピンクのザックを選んだのだと思います(今ではこのピンクがつらいよ)
買ってすぐのころから左側のチェストベルトがとれやすく、そのうち失くしてしまうのではという心配はすぐに現実のものとなりました。チェストベルトなしで登っていましたが、岩場などでは横に振れたりして怖いので、そのうちベルトのみ取り寄せようと思いながらはや数年。
ザックのチェストベルトは固定されているのではなく、スライド式。ショルダーハーネスの端が少し太くなっていてそこにチェストベルトを引っ掛ける使用です。右側のショルダーハーネスの端は上まできちんと芯が入っていて太くなっていて、チェストベルトは簡単には抜けません。が、右側は上まで芯が入っていないのです。なのでチェストベルトが上にスライドするとすぐに外れてしまいます。こりゃないよ。
矢印箇所に芯がはいっておらず、ぺったんこです。
山小屋サミットでカリマーが出店していたので、カリマーのスタッフに苦情と直してもらえるのか質問したところ、「実際見てみないとわかりませんが、おそらく直せると思います。」とのこと。登山靴のソールの張り替えのついでにカリマーのザックも石井スポーツに入院させました。
石井スポーツにだす時に、はじめからショルダーハーネスの芯が上までなかったこと、ここがちゃんとなっていればチェストベルトを失くすこともなかったことを伝えました。伝票には「初期不良?」と書かれました。まぁ初期不良といっても購入したのは6、7年も前の話なので有料になるだろうなぁとは思っていました。
石井スポーツにだした翌々日、石井スポーツから電話があり「チェストベルトは無料ですが、手直しは3,000円かかるそうです」との連絡がありました。3,000円か。。。自分でなんとか直せそうな気もします。「3,000円はちょっと高いのでいいです。買ってすぐだったらきっと無料でしたよね。チェストベルトだけください」ちくりと嫌味を言ってみた。
その翌日カリマーから「内容を把握しておらず申し訳ございません。無償で修理させていただきます」と電話がありました。あまりにも丁寧な対応でこちらが恐縮してしまうほどです。ごめんね、私、モンスターな客だったよね。それから1週間くらいで修理完了の連絡がきました。早い!
退院後の私のカリマーリッジ、手術痕はどこにも見当たらず、どうやって直したのでしょう? カリマーはこのザックと帽子を持っていますが、別にカリマーが好きだったわけではありません。が、今回の件でカリマー贔屓になってしまいました。もしこの先ザックを買うことがあったら(そう何度も買うものではないけれど)ぜひカリマーにしたいと思った出来事でした。
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