GWは残雪の蝶ヶ岳でスノーハイキング 1日目 三俣登山口~蝶ヶ岳ヒュッテ

今までGWは室堂、涸沢、燕とスノーハイキングを楽しんできましたが、今年は蝶ヶ岳へ。日々変わる天気予報に一喜一憂しながら、晴れマークで当日を迎えました。イエーイ!

 

⏰ 歩行時間:約6時間20分

⏰ 4:55 三股駐車場(1280m)🚻 ~ 三股登山口(1350m)🚻 ~ 5:55-6:00 ゴジラの木(1540m)  ~ 7:15-25 まめうち平(1916m)~休憩計30分~12:00 蝶ヶ岳ヒュッテ(2668m)🚻

💰 🚌バス運賃 往復¥17,500(竹橋→三股駐車場 上高地→新宿西口)  🏠蝶ヶ岳ヒュッテ1泊2食付き¥14,000-


4/30 23:00 竹橋発毎日あるぺん号 カウンターにいつもなら新穂高ロープウェイや上高地のお店の割引券があるのですがありませんでした。上高地食堂で食べる予定なのに残念。

談合坂SA、八ヶ岳美濃戸口、諏訪湖SAで車内の灯りがつきトイレ休憩の声掛けがあるので、寝たと思ったら起こされます。通常の夜行バスは睡眠を重視しますが、アルペン号の場合はトイレが優先のようです。

安曇支所前(セブンイレブン)でバスからタクシーへ乗り換え

蝶ヶ岳

5/1 4:20 三股駐車場(1280m)着 多くの車が停まっています、泊まっています? 輝いているのはトイレ。道中トイレはないのでここでしっかり絞り出します。

4:55 空が明るくなるのを待ってスタート

 

5:10 三股登山口(1350m) 登山届はここで提出

今回、常念岳か蝶ヶ岳か迷いました(雪の縦走は私にはムリです)。

 

コバイケイソウかな? 地味なところに生えてます。

???だけどかわいい。

 

こんなに水々しいところだとは意外でした。

 

北八ヶ岳みたい

朝日が射し込んできました。

 

夏に来たら涼し気でよさそう

ショウジョウバカマ? この時期に?

 

蝶ヶ岳といえばゴジラの木。どこにあるのだろう。見過ごしちゃったってことはないよね? 私ぼーっとしてるから。。。 歩いていればわかるのかなぁ

 

5:55-6:00 ん?

 

がぉー ありましたゴジラ、というよりティラノサウルス。ずいぶん下あごがご立派ですこと。登山道にいらっしゃるので見過ごすことはまずありません。下ばかり見ていても看板が低い位置にあり、必ず視界に入ります。

 

歩き進めていくと木々の間から常念岳が見えました。お隣さんなのに遠い。

 

階段、非常に整備されています。

苔、木道、北八ヶ岳のようです。

 

7:15-25 まめうち平(1916m) 北アルプスで吸うタバコは最高でしょうね。人がはいた煙を吸うはめになる私としては不快です。

2.5kプーの「プー」ってなに?

 

雪が現れました。

氷も

 

山肌を横切るのか、滑ったら怖いのでここでアイゼン装着。かなり久しぶりで、あれ?どうつけるんだっけ。

 

まだ半分以上ありますか、そうですか。

 

今回のゆる登山旅で一番の急坂。が、いつのまにか踏み跡がなくなりました。そしてどなたかの熊鈴が真横から聞こえてきます。道を間違えたらしい。よろよろ下りていくと別の方向にピンクリボンが見えました。あぶなかった。

 

ロープに従い横切ります。

その↑ロープから常念・前常念がバッチリ。

 

ずっと急坂が続きます。漏れなくみなさんに抜いてもらいます。休憩するところはないので立ってモグモグ。

 

朝早くに私を抜かした人がもう下りてきました。信じられません! 片道だけでも辛いのに。プロ?セミプロ? 「これからもっと坂がきついですが頑張ってください」 え?もっと? 聞き間違いだよね。

また下りてきた人が「最後もっと急ですよ、頑張って」 もっと、ますます、一層、More、Más 。。。絶望しかない。

もうやんなっちゃった。なんとか座れるところを見つけて休憩。昨年の燕岳の合戦尾根も大変でしたが、座り込むほどではありませんでした。北アルプス三大急登の合戦尾根を歩けたので蝶ヶ岳は大丈夫だと思っていましたが、なんとまぁキツイこと!

おじさんたちも頑張って登ってる、私も頑張ろう。

 

フォーー!と奇声を上げながら尻セードで下りてくる人も。私よりかなりいい歳をした大人でも、レイザーラモンHGのような声って出せるのね。若さを保つ秘訣かも

 

もうすぐ登り切るぞ

 

えええーーー もう一山でてきたよ! ガンバレソングを歌おう We can work it out, we can work it out~♪ by Beatles(恋愛ソングなのでちょっと違うのですが)

実際にはぽっこり現れた山↑に登るのではなく、写真右に歩いていきます。

 

遠くを見つめ、現実から目をそむけます。一番奥の三角は浅間山かな。

 

まだまだ続きます。

 

あそこを登り切ったら今度こそ!

 

抜けました。そして槍! お久しぶりです。

安心したのと疲れていたのとでノロノロ歩いていると、後ろにピタッとついていたおじさんに「どちらかによって!」と怒られてしまいました。邪魔にならないように常に道を譲っていたのにここで怒られるとは。。。しょんぼり。が、細い山道ではなく他の人は私の横を抜いていくし、踏み跡も散らばっているし、勝手に抜いていけばよくない? ムカつきましたが、槍ヶ岳を見ていたらそんなクソジジイどうでもよくなりました。


蝶ヶ岳ヒュッテ

小屋は抜群のロケーションに建っています。小屋が見え始めたころから強風が吹き始め、テント設営も大変そうです。

 

12:00 蝶ヶ岳ヒュッテ(2668m)到着

壁の外側に蛇口、へぇ

 

チェックイン Webで予約しクレジットカード決済なので、ここで現金払いはありません。宿泊費¥14,000-はまとまったお金なので、クレジット払いだと助かります。ポイントもつきますし。アルペン号の受付においてあった蝶ヶ岳ヒュッテのパンフレットには一泊2食付き¥10,500-と記載があります。いつ印刷したのかわかりませんが、ずいぶんと高くなりました。

明日は上高地がゴール。他の方のブログを読み予習したものの横尾ルートか徳澤ルートかどちらか決めかねているので相談してみました。「横尾方面は、今日登ってきたような坂を下ることができれば、景色がいいですし。ただ風が強いとおススメしません」 ほうほう、まぁ下りれるでしょう。「徳澤ルートは、すぐ樹林帯に入ってしまうので展望はありません。道を間違えなければ、緩やかな坂が続きますのでレベル的には横尾より易しいです」 そう、道を間違えなければ、なのです。ヤマレコの地図では「!残雪時道迷い注意」が2箇所あるのです。しかも今日私は道を間違えています。悩ましい。

 

寝床 窓側は外の明かりが入って明るく、そこの人は「明るくてよかったよねー」と言っていますが、ガラス窓を通じて冷気が入り寒くないですかね。

私の寝床は壁側。お隣さんとの仕切りにあるガラスがかわいい。

 

では荷物を置いて蝶ヶ岳山頂へ。風が強まり寒い! 風が少し弱まってからにしよう。穂高の写真だけパチリ。

 

小屋に戻って昼食。このメニューの他にラーメンもあるようです。値段はいくらなんだろう。

おはぎ¥250-と本日のメニューの麻婆春雨のスープ¥800- スープで¥800!これは高い! スープストック以上じゃないか。

 

食べ終わっても風は弱まらず布団の上で小説を読みながらゴロゴロしていると、「雪が降ってる」という声が聞こえます。窓の外を見てみると雪が横殴りに降っているではありませんか。しかもそんな中、窓のすぐ外を歩くお兄さんが。吹雪の中で何やってるんだと思っていたら、外のトイレに入っていきました。テントの人はトイレに行くのにも命懸けだ。天気予報は悪天候なんて言ってなかったぞ。天気予報をチェックすると晴れマークでてるじゃん。

 

17:25 夕食 蝶ヶ岳ヒュッテのパンフレットには「お米 安曇野の農家さんのおいしいお米、ヘリで上げる直前に精米」「お味噌 安曇野のお米と大豆から作られたじっくりねかせた2年味噌」と記載があり(HPもほぼ同様)とてもこだわりがあるようなのでとても楽しみにしていましたが。。。 お米がかたい、芯があるというのではなくごわごわ。昨日か今朝の残りだろうか。そして味噌汁。私は貧乏なのでグルメではありませんが、味噌汁についてはちょっとうるさいよ。いや、うるさくなくてもこれは明らか、コンソメスープかと思うほどに見るからにうすい。いくらよいお味噌使っても、使う量が少なすぎ。ただ味噌を少量溶いた薄い汁です。もちろんダシはとっていないでしょう。味の素のほんだしで十分なのですが。入院したことはありませんが、病院で出される味噌汁ってこんなかんじ? せっかくのお米とお味噌が。。。

他のテーブルのおじさんが「ドレッシングかマヨネーズないんですか」と言っていましたが、ない設定らしい。鯖のタレで食べました。節約したいのでしょうが、しっかり値上げしているわけですし、ねぇ。

 

20:00 消灯 お布団に入るものの寒い。フリース着て、ジャケット着てやっと眠れる。テントの人、寒くないのかなぁ。明日も晴れ予定ですがまだ風がビュービュー聞こえます。新雪で踏み跡消えてるよね。。。💤

 

一泊2食付: ¥14,000-(Web予約、クレジットカード決済)

食事時間: 夕食 17:15   朝食 1回目5:30 2回目6:00

トイレ : なんちゃって水洗の洋式。ペーパーは箱へ

携帯電波(docomo): アンテナ1~2本 なんとかつながります

消灯  : 20:00

お湯  : 有料

2日目へつづく


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