おはようございます。どしゃ降りではないですが、雨は降っています。登るべきか朝になっても優柔不断な私です。
⏰ 歩行時間:約6時間10分
⏰ 10:15 仙酔峡駐車場(910m)🚻 ~ 13:00 仙酔尾根分岐(1580m) ~ 13:45 月見小屋 ~ 14:00 月見小屋分岐 ~ 14:10 高岳(1592m) ~ 14:25 中岳(1506m) ~ 16:00 阿蘇山上ターミナル🚻 ~ 16:30 草千里阿蘇山火山博物館前(1136m)🚻
💰 🚃列車運賃 JR阿蘇駅→熊本駅¥1,130- 🚌バス運賃 熊本駅→桜町バスターミナル¥160- 🚖タクシー 宮地駅→仙酔峡駐車場¥1,680- 草千里阿蘇火山博物館前→阿蘇駅¥3,340- 🏠民宿乙姫の里1泊2食付¥14,000-
8:00 朝食 昨日チェックイン時に案内された朝食時間は8:00、山に登るには遅い。「山行きたいのでもう少し早くなりませんか?」とお願いしましたが「では簡単なものに」とかなんとか言うので、山に登るかどうかわからないし、結局8:00にしました。因みに予習で見た他の方のブログか何かでは7:30でした。
小鉢がいくつも並ぶ朝食です。写真右上と右下にナス、朝からうれしい🍆
お味噌汁、とろろ。とろろはご飯にかけたりオクラにかけたり。
初日に飲んだ「のむヨーグルト」がここでも再登場しました。
おいしいおいしいと食べていると料理を運んでくれるおばちゃんが、料理ではなく冊子を持ってきました。「山に登ると聞いたので、家にあったのを持ってきたの。邪魔でなかったら持っていって」 44ページからなるしっかりした冊子、定価¥700- 本は重いのですがありがたく東京まで持って帰ります。この冊子もそうなのですが、おばちゃんが家からわざわざ持ってきてくれたその心遣いがとてもうれしい。こんなことされたらまた阿蘇に来たくなってしまうじゃないか。写真右は昨日これを片手に楽しんだ門前町・水基めぐり散策マップ。
天気予報では雨は日中は止みはしませんが弱くなるようで、てんくらの登山指数では時間によってCまたはBで風速はそれほどでもない。登れることはできそう。雨の中歩くのは気が進みませんが、過去を振り返るとあの時もあの時も、北海道なんて4日連続雨でした。それを思えば弱雨なんて、お茶の子さいさいじゃない?
チェックアウト。一泊2食で¥14,000-、カードは使えず現金のみ。じゃらんのポイントで2,000円安くなりました。食事はとてもおいしかったですが、カードもWifiも使えずこの設備ではちょっと高いかな?と今まで泊まったところと比較して思いました。
ばいばいチャック、濡れるから小屋に入りな。かわいいなぁー
内牧駅に向かう途中で見つけたマンホールには赤ウシともちろん阿蘇山
9:38 内牧駅発 今日は黄色のディーゼル車がきました。
9:49 宮地駅着 民宿から電話して予約しておいたタクシーはまだ来ていません。トイレ行ったりマゴマゴしている間にタクシーが到着。大きなタクシーがきたので「ずいぶんデラックスですけど、割増料金ですか?」「通常料金ですよ」 よかった、タクシーに乗るだけでも奮発しているのにこの上割増料金はムリです。
9:56 宮地駅発
阿蘇山高岳には阿蘇駅からバスに乗り、阿蘇山上ターミナルからピストンで登る方法もあります。ピストンはおもしろくないのと、事前にタクシー会社に確認したところタクシーでも¥2,000はかからないということだったので、仙酔峡から登り砂千里に抜けるルートを選びました。
高岳
10:08 仙酔峡駐車場(910m) ¥1,680- わぁ、誰もいない! 運転手さん「誰もいないけど大丈夫?」 うーん、どうだろう。写真左にトイレ。レインウェアを着たり準備をして出発。
中岳(すずめ岩迂回ルート) すずめ岩は気になりますが、どなたかのレポートに「仙酔峡ルートよりも少し大変」とありましたのでこちらはパスします。
私はこっち、仙酔峡尾根ルート登山口
花酔い橋から
駐車場から少し上がったところにもうミヤマキリシマ
空が明るくなってきたような?
延々と続きそうな登り
ペンキの印が頼りです。
11:05 えぇ? もう尾根を半分以上登ったってこと? これが本当だったら楽勝ですが、GPSで確認してもおかしいような?
ずっと同じような道が続きます。景色は何も見えないし、ほぼ修行です。
11:35 中間点 ここが中間点ならば先ほどの標識はおかしいぞ
ずっと単調な道の中、貴重なロープ箇所
下に駐車場、駐車場から少し下に佛舎利塔が見えます。ずいぶん登って来ました。駐車場には一台も見当たりません。やはりこんな悪天候に登るバカはいないか。
まだこの尾根は続くの? もう飽きて赤い地面しか見ていません。ここ仙酔尾根は阿蘇のバカ尾根って言うんですって。丹沢のバカ尾根さえ尻込みして避けているのに、九州の地でチャレンジしすぎたか。
13:00 仙酔尾根分岐(1580m) やっとバカ尾根が終わりました。高岳方面ではないほう、何が書いてあるのかわかりませんが、このわからない方面にミヤマキリシマの群生地があります。
ほぼ平らです。天気は良くなるどころか悪くなり前が見えません。。。これでは群落地に行っても目の前に咲くものしか見えないのではないか。
チビっ子がお出迎え「いらっしゃいませ~」
やっぱりね、こうなると思っていました。咲いてはいますが、霞んでファイナルファンタジー
数秒ガスが切れました。うわー、いいじゃないの! ぽっと頬を染めてるみたい、なんて愛らしい
ミヤマキリシマの間を通って
近くから。ピンクは奥までつづいています。
苦行の仙酔尾根に比べ、ここは極楽浄土です。
天気が悪い中、ガスから姿を現してくれたミヤマキリシマ。十分です、ありがとう。ありがとう。
ピンクが少なくなってきました。群落地は終わりです。
天狗の舞台と高岳東峰も興味がありましたが、よくわかりませんでした。少し気をつけて探せば見つかったと思うのですが、その時間がありません。時間の経過がおかしい。
13:45 月見小屋 中をのぞきたいところですがパス。雨が降っているので計画書を出して確認はしていませんが、頭の中に入っている計画より遅れている気がします。余裕を持った計画を立てたのに、休憩もとっていないのになぜ?
このようにどこでも歩けてしまうところは、明後日の方向に行ってしまうこともあるので注意。なんですが、ガスで前が見えません。黄色ペンキの目印がたまにあるのですが見えないのでGPSで確認しながら進みます。急いでいるのに~
14:00 月見小屋分岐 高岳もパスしようか。。。山頂まで100mだし行ってみよう。
14:10 高岳(1592m) はいはい、何も見えませんね。
硫黄臭の中、視界が悪い中進みます。ここでこんなに硫黄臭がするなんて、火山ガスがたまりやすいらしい砂千里は大丈夫だろうか。
14:25 中岳(1506m) 何も見えません、当然。
バスターミナルは砂千里のさらに向こう、もうバスに乗るのはムリじゃない? 「あきらめたらそこで試合終了ですよ」by 安西先生
地層がしましま、タモリさんが喜びそう
天気は回復との予報でしたが、回復どころか悪くなり前がよく見えません。。。
登山道が砂地になりました。砂千里エリアに入ったようです。
右側を見ながらずんずん歩きます。砂千里が見えるはずなんだけどなぁ。
おっ、視界が数秒開けました。どこかの惑星のようです。
ここから皿山迂回ルート
黄色の杭が目印
こんどは黄色のペンキ。時間がないので走りたいところですが、この視界が悪い中で道を外れても困るので速足で。ヤバいという言葉は好きではないのですが、ヤバい、バスに乗れないかも。
もう靴の中が水でちゃぷちゃぷしています。気持ち悪いとか言っていられない、急げー
15:53 登山道終わり、写真右の標識から出てきました。バスの発車時刻は15:55、間に合うかも!
足がからみそうになりながら走ります。15:55になってしまいましたが、一昨日火山博物館にバスが遅れてきたのでノロマな観光客のため少し発車遅らせてるのかも、と期待。
16:00 阿蘇山上ターミナル いた!バスが私を待っていてくれている!と思ったその瞬間にバスは私にお尻を向けて走っていってしまいました。。。ああ、無情
仕方がない、セレブの乗り物タクシーを呼びます。「あ、朝もご利用いただいたぐれぶ様ですね、ありがとうございます」 私、お得意様じゃないか。
打ちひしがれるとはこのような状況をいうのでしょうか、とてつもない敗北感です。標識の牛も嘲笑っているように見えます。
16:30 草千里阿蘇山火山博物館前(1136m) タクシー乗車
なぜ私は阿蘇山に負けたのか。予定にも余裕があったし、雨で足元に慎重にはなりましたがそれほど歩く速度は遅かっただろうか? 迷ってもないし、ミヤマキリシマでも絶えず進んでいました。なぜ? 地図を再確認すると、んんん? 私は図書館で借りたヤマケイのガイドブック2冊を参考にしていたのですが、仙酔峡駐車場から仙酔峡分岐までは1:50と2:00、一方ヤマレコの地図では3:48、なにこれ! 差がありすぎない?(因みに私は2:45) ヤマケイは健脚向けなのでしょうか? ヤマレコは時間かかりすぎのような気もしますが、2時間きるのはちょっとおかしいのでは? 2:15くらいが妥当ではなかろうか、素人の意見です。
16:55 阿蘇駅着 タクシー代¥3,340-、がっくし。私はこのために働いて節約しているのか、まったく無駄金です。ヤマケイに請求したいくらい(これを責任転嫁という)。
道の駅 阿蘇
列車が来るまで(17:11の有料特急はパス)道の駅阿蘇でお買い物、黒光りするくまモンがお出迎えしてくれます。一昨日に続いて再訪です。
草千里にも土産物店は並んでいましたが、ここも品ぞろえ豊富です。一昨日ここで購入した濃厚な阿蘇ミルクチーズプリンと飲むヨーグルト。ヨーグルトは今朝の朝食でもでました。
ちょっと地元ならではのおにぎりやパン。山で食べるようによさそうです。
山では何も食べていないのでお腹がすきました。クリームチーズベーグル¥110-とクリームチーズ大福¥77-(半額)などを購入。チーズ好きにはうれしい。
ここで購入したお土産。お茶¥1,080-と、とぶ牛クッキー¥550-は人にあげてしまったので味はわかりませんが、クッキーのかわいいビンが喜ばれました。
アソ・ピエス¥670-、これは予習段階から目をつけていたものです。熊本市内や空港では見かけませんでした。ヨーグルト味のリキュール、ロックで飲んでみました。口にふくんだ瞬間は甘酒、喉を通る時はヨーグルト、後味はレアチーズケーキ。ロックだとおつまみが思い浮かばなかったのですが、ソーダで割るとソーセージなどがあうみたい。
17:49 阿蘇駅発 濡れたままなので寒くてガタガタ震えてました。地図を見ていて思いました、阿蘇の南の高森町、聞いたことある地名だなぁと。家に帰って見たら、お米が高森町産でした。
19:17 熊本駅着 ¥1,130 バスで15分ほどで桜町バスターミナルへ¥160-
レフ熊本 byベッセルホテルズ
桜町バスターミナルから徒歩5分ほど、商店街の中にあるビジネスホテルです。ビジネスホテルなんて私らしからぬ選択です。検索していたらここのポップがでてきて、朝食が良さそうだったので。
1Fはエントランスのみ。2019年12月にオープンした新しいホテルです。
お風呂に入りたいけれど、お腹も空いている。遅くなるとお店が閉まってしまうのでとりあえず外に。んん?商店街なのに活気がないような? 一軒目、二軒目「もう終わりなんで。。。」どうした熊本よ。三軒目「すみません、マン防でもう閉めます」 あー、そうだったかーーー! なんていうことでしょう! で結局すき家のテイクアウトになりました。
ホテルのラウンジでシーザーレタス牛丼¥500-を広げます。熊本まできてすき家になるとは。いえ、すき家はいいのですよ、むしろ開いていてくれてありがとう。雨の中必死に歩いて、バスには間に合わず、そして〆はすき家なんて。緊急事態宣言の東京からマン防の熊本に来たバチが当たったのでしょうか。いやいや、これくらいでバチが当たるのなら、アベ・スカ一味やボッタクリ貴族どもには隕石が降ってきてもおかしくない。
え、ラウンジでアルコール飲んではだめだったのね。気がつかなかったです、ごめんなさい。
もう、踏んだり蹴ったりの1日でした。もう帰りたい。4日目へつづく
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