安達太良山1日目 奥岳~くろがね小屋♨(建て替えはいつ?) 

私はあまり明るい性格ではなく、山に限らずグループ行動は苦手です。安達太良山のお誘いがきた時、人数確認をすると7人ということだったのでまぁ悪くないかもと思い参加表明をしました。安達太良山はリベンジしたかったので(前回は吹雪で登頂断念)。が、なんと14人になったというではありませんか! 倍ですよ、倍! 最初から14人と聞いていたらまず行かなかったでしょう。(最終的には12人)


東京からは同じ車に5人乗車で出発です。きっと私は後部座席の真ん中です。もういいんです、背が低い私の宿命ですから。が、3:30に迎えに来てくれた車はなんとワンボックスの車ではありませんか! なんとも快適であります。

8:15 奥岳(あだたら高原スキー場駐車場) 雨なのでしばし待機。山頂は明日に持ち越しとなりました。天気予報でも今日は雨だと言っていたのだから、最初から集合時間を少し遅めにすればよかったのに、そうすればもう少し家で寝ていられたのになーと思ったのは私だけだろうか? そしてリーダーは1時間後に社長出勤。

10:40 雨もあがりついにやっと出発です。荷物の重さチェックで、私のザックは9.9kgでした。私にしては軽くはないのですが、みんなから見ると軽いらしい。一番重かった人は17kgでした。ありえません。今日は小屋食ではなく持ち込みです。食材を持って出発。

ドラクエの防具で「おなべのフタ」や「カメのこうら」がありますが、我らの勇者はもつ鍋の鍋を装備しております。防御力はいかに?自然遊歩道は歩かず登山道を歩きます。

11:05-10 烏川 自然遊歩道出口でもある烏川付近のの紅葉がとてもキレイでした。遊歩道も紅葉でとってもキレイだったに違いありません。滝もあるし歩きたかった~ 

登山道はいたってフツー

勢至平経由でくろがね小屋へ。途中で雨が降ってきてしまいました。

硫黄のにおいとともに、本日のピーク、くろがね小屋が見えてきました。この角度から見ると、デザイナーズホテルに見えなくもない。

くろがね小屋

12:50 くろがね小屋到着 くろがね小屋は1F食堂が吹き抜けになっていて、2Fでは寝床がその吹き抜けをぐるっと囲むようになっています。なので、食堂で大騒ぎすると2Fで休む人に筒抜けで大迷惑になる、という構造です。このグループの人たち、何度かくろがね小屋には来ているようですが大騒ぎして注意されたそうです。会津駒ケ岳の彼らを知っているので、くろがね小屋での大騒ぎも目に浮かびます。しかも、ダメなのに朝風呂にまで入って出禁になったとか。リーダーが予約の電話をしても電話にでてもらえず、他の人が予約をとったらしい。ヤダヤダ。

寝床はこちら。靴は各部屋に持ち込み、部屋の隅にあるくぼみに入れて上からフタをしめる収納方法です。あまりにも靴が湿っていて外で乾燥させたい場合はどうなるのでしょう。

昼の1時過ぎから部屋で宴会開始。こんな真昼間から飲むかわりに遊歩道を歩きたかったよ、と過去にこだわる私。そんなことも飲み始めてしまえばどうでもよくなりました。おつまみや手作りのポテトサラダ、手作りチーズケーキなどいろいろ。私はフルーツの盛り合わせ2パックと、山芋を短冊切りにして梅昆布茶粉末と梅で和えた、いかにも写真映えしないものを提供。驚いたことにこんな山奥で、手作りのブル、ブル、ブルスケッタというオシャレな食べ物まで出てきました。私ははじめてブルスケッタという単語を口にし、そして食しました。女子力の違いはこうやってでるんですねーとりあえず地味な山芋梅まみれも完食してもらえたのでよかったです。

途中で宴会を抜けだしお風呂。窓をあければ晩秋の景色が楽しめます。もちろん源泉かけ流し。体の芯までじんわりするというのはまさにこのことです。当然石鹸・シャンプーは使用禁止ですが、山友さんの一人が洗顔料を使って洗っていたことにショックを受けました。信じていたのに。。。

お湯が熱めなので長湯はしていないのですが、脱衣所で立っていられず壁に寄りかかる私。山友さんたちもしゃがんでいました。この温泉、成分がかなり濃いようです。


そして再び宴会へ。

テーブルが空いたので(時間制)下へおり、宴会にメインです。「八時半になったら静かにしようね」とかなんとか言っているけれど、どーだか。

勇者が出張先の福岡で買ってきてくれたもつ鍋! そしてリーダーの石狩風鍋!お鍋とコンロは小屋で貸してくれるそうです(有料)

そしてこれだけではないのです! なんとA5ランクの和牛(しかも5枚)! もぅ~ これほどのお肉を食べたのは大沢温泉の前沢牛以来か。1枚はワイロとして小屋のスタッフに献上していました。

お肉を食べ、人のワインをがぶがぶ飲んでいたら睡魔が。。 そしてデザートとして出された手作りのコーヒーチョコケーキのあまりのおいしさに目が覚めました。

一通り食べつくし簡単に片づけて、女子は再び温泉へ。入浴時間は20:30までなのであまり時間がありません。

お風呂からでて寝床へ直行。きっとあの人たちこれから大騒ぎするに違いありません。他人のふりして寝てしまおう。下のフロアを上から覗いてみると、円陣になってしかも小屋番さんまで混じって何か話しているじゃないですか。消灯前にもう怒られているのかしら? いい歳したオジサンたちが叱られている図は貴重です。

翌日何を話していたのか聞いてみると、くろがね小屋の建て替えのことだったそうです。なんだー、お説教受けていたんじゃなかったのかー

くろがね小屋建て替え

「新しいくろがね小屋は鉄山に建てられる」「2019年3月に現在のくろがね小屋は取り壊される」などウソかホントか、先日泊まった八ヶ岳の山小屋でもこれは登山客同士で話題になっていました。

小屋で直に聞いたところによると、「建て替え業者も決まっていない」、なので当然「取り壊される時期も決まっていない」のだそう。わかっていることは「建て替えには2年くらいかかる」とのこと。

独特の外観、吹き抜け、そして温泉。新しいくろがね小屋も味のある小屋であってほしい。新しくなったらまた来ます。

 

1泊素泊まり:¥3,810+入湯税¥150-

携帯電話:docomoではなく、珍しくauがつながりました

温泉 :20:30まで 朝風呂は不可

消灯  :21:00


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